店長ブログ

魔羅太郎と黒光りZの旅 コンセプトカー編#31

2024/04/05 09:00

こんにちは!
魔羅太郎です!

前にトヨタに、MR2を復活させる計画が
あるかも知れない、という記事がありますが、、
というお話をしました。

フィアットX1-9。
FF用のエンジンを180度反転して、
ミッドシップに搭載、既存のコンポーネンツを使い、
2シーターのリア駆動エンジンを構築する手法で作られた、
量産仕様のミッドシップスポーツでした。

[caption id="attachment_47547" align="alignnone" width="390"] フィアットX1-9、FF車を180度反転させて、ミッドシップ後輪駆動に[/caption]

 

FF用のエンジンは横置きになるので、
ミッドに積んでも横置きは変わりません。
ミッドシップなら、縦置きにしたいところですが、
生産コストがかさんで高価なクルマになってしまう。
横置きミッドシップのメリットはコストを抑えて、
まがりなりにもミッドシップが作れること。

[caption id="attachment_47551" align="alignnone" width="381"] 国産初のミッドシップ、MR-2[/caption]

 

反対に横置きのミッドシップで大きなデメリットは二つあります。
一つは横に長くなることで、サスペンションを取り付ける
スペースがなくなってしまうこと。
サスペンションアームの長さが制限されてしまうので、
結果として、大きな入力に対して接地面を最適に
維持することがむずかしく、サスを動かさないように
セッティングする必要が生じ、セッティング自体が硬くなってしまう。
当然、突き上げがひどくなり、低速での乗り心地が悪くなります。

[caption id="attachment_47553" align="alignnone" width="355"] 2代目、MR-2[/caption]

 

二つ目に、物理的なヨーモーメントが大きくなります。
重心から離れた位置に重量物があるほど、慣性力が強まり、
Z軸方向の回転運動の収束性が悪くなります。

簡単に言うと、左右に曲がるときに回転方向の動きが
治まりにくくなるので、アンダーステアやオーバーステアなどを
誘発しやすくなります。タイヤのグリップ力を越えると途端に
スピンモードに陥ってしまします。

[caption id="attachment_47544" align="alignnone" width="311"] グループB、ランチャ・ストラトス、V6エンジン(長さは三気筒と同じ)を横置きした、パッケージングで敢えてホイールベースを短くして旋回性を上げている、簡単にスピンするのが写真を見ても分かりますね、[/caption]

 

この二つの欠点はエンジンが長く、大きく、重くなればなるほど、
助長されます、、つまり、エンジンを小さくしてしまえば、これら二つの
欠点はほとんど目立たなくなります。

[caption id="attachment_47546" align="alignnone" width="349"] WRCラリーに初めてフルタイム4WDを持ち込んだアウディ。これがクワトロの元祖です。クワトロは圧倒的に速かった、[/caption]

 

エンジン形式は4気筒~3気筒、2.0~1.5リッターが
適切な排気量になります。

[caption id="attachment_47545" align="alignnone" width="324"] この当時のフルタイム4WDは曲がりにくいのが欠点でした、後にポルシェ959が電子制御前後デフでこれを解決し、その仕組みを量産車に落とし込んだのがR32GTRでした。デフ技術がまだなかったこの当時は、ミッドシップ化することでアンダーステアを相殺していた。回頭性は上がりますが、ランチャのようにスピンしやすい上に、4WDのトラクションで速度も上がっているので深刻な事故が続出、グループBは終焉を迎える。[/caption][caption id="attachment_47543" align="alignnone" width="317"] 上のプジョー同様、ハッチバックボディの下にミッドシップ+4WD[のメカが[/caption]

フィアットのX1-9や、トヨタMR-2はこの文法に則った、
パッケージングでした。
トヨタはハチロクレビンや、トレノの後継車として
MR-2を開発しました、、角ばった初代MR-2のデザインはトレノやセリカに
通じるデザインです。

[caption id="attachment_47552" align="alignnone" width="418"] グループB、グループSに参戦予定で開発された、『222D』形はちがえど、ランチャS4や、プジョー205ターボと同じ、ミッドシップ+4WD、エンジンは縦置きに替えられているので、市販のMR2とは全くの別物ですね、、[/caption]

 

この軽量小型なエンジンが前提のミッドシップスポーツをベースに
トヨタは当時グループBと呼ばれたレースカテゴリーでラリー参戦する
計画がありました。開発コード『222D』。
横置きエンジンを縦置きにして、4WD化、
1トンそこそこの車体に500馬力と、ミッドシップのトラクション、
旋回性能を盛り込んだ意欲作でした。

早くなりすぎたグループBは、カテゴリーの見直しに迫られ、
このモデルはレースに参加することなく、お蔵入りになってしまいました。

【トヨタ222D スペック】

●全長×全幅×全高=3985×1880×1290mm
●ホイールベース=2470mm
●車重=1023kg(一次試作目標値)
●エンジン=直4DOHCターボ
●排気量=2053cc(3S-GTE改)
●最高出力=500ps以上
●サスペンション=前後ダブルウイッシュボーン
●駆動方式=4WD

直線的なデザインが、いま新鮮!

[caption id="attachment_47554" align="alignnone" width="594"] トヨタ・ハイブリッドエンジンに、モーターアシストのハイレスポンスターボ、モーター駆動の前輪にして、4輪統合制御で回頭性と安定性を両立できます、[/caption]

 

こんど、もしMR-2が復活するなら、小型軽量、AWDは
アリかもしれません、操縦安定性が確保できますし、
電気モーターを使って4輪独立で4WDにして、電気モーターを使った
ターボ、ハイブリッドにすれば日本車らしい小粒でテクノロジーの詰まった、
現実的なスポーツカーになるかもしれません、、

デザインはあえて、『222D』を現代風にアレンジしたものにします、、
直線的なデザインが新鮮に映りますね、、

つづきますっ!

 

 

お問合せは 「ガールズヘブン見た」で!
  • PR 今だけアマギフ当たる!新規入会キャンペーン開催中!!
 SNS応募方法

逢って30秒で即尺様のSNSID

soku30

SNS IDをコピーする

LINEにてID検索をしてください

SNSサービスから上のIDにお問い合わせください。
「ガールズヘブンを見ました」とお伝えすると対応がスムーズになります。

お電話・メールから応募する場合

採用担当:  栗田   受付時間: 8:00~23:00

閉じる

会員登録(無料)して質問・応募 SNSで応募する
※18歳未満(高校生を含む)の方の利用はお断りいたします。
ガールズヘブン編集部に通報する ガールズヘブン編集部に通報する

編集部に通報

こちらはサイト内及び、各お店ページ内において、事実と相違があると思しき記載や掲示を編集部に通報するフォームです。 以下の内容に該当する通報は当編集部は介入することはできません。直接お店にお問い合わせください。 ・個人とお店間のトラブル ・お店で働くもしくは働いていた方とお店間のトラブル ※通報に対して、編集部が個別に回答することはありません。 ※通報に基づき、適宜調査・対応させていただきますが、すべての報告に対して対応するものではありません。また記載・掲示内容の相違について責任、及び賠償の責を負うものではありません。 ※報告された方の個人情報を第三者へ知らせることはありません。 ※この通報をおこなう際は、下記のメッセージを当編集部に開示することについてご承諾いただいたものとさせていただきます。 ※土日、祝祭日および年末年始等にいただいたお問い合わせの対応は数日かかる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
続きを見る
以下の内容で編集部に通報いたしました。
内容を選択してください。
店舗名 逢って30秒で即尺
内容
【必須】
下記より該当項目にチェックを入れて下さい。






連絡先

詳細
店舗名
逢って30秒で即尺
内容【必須】
連絡先

ご提供内容の確認をさせて頂くことが発生した際にのみ使用致します
詳細
送信する

閉じる