

『閉店後の控え室』
部屋の中を暗くして
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※このブログはフィクションです
あのね……これは、あるオナクラで働いてた女の子の話なんですけどね。
その日、閉店までシフトが入ってて……最後のお客さんを送り出したあと、
控え室で着替えてたんですよ。
着替えながら、ふとロッカーのほうから「コツ…コツ…」って、
ヒールの音が聞こえたんですって。
でもね、その日はもう、他の女の子はみんな上がってて……自分ひとりのはずなんです。
怖いなぁ……と思いながら、「店長ですか?」って声をかけたら……返事がない。
でも、確かに足音は近づいてくる。
そっとロッカーの扉を開けたら……
ロッカーの奥のほう、誰もいないはずなのに、
黒いストッキングを履いた足だけが、立ってたんです……。
女の子、悲鳴をあげて控え室から飛び出したんですけどね。
後で店長に聞いたら、そのロッカー、ずっと前にこの店で働いてた子の使ってた場所だって……
ただ、その子はもう――
…いやぁ、怖いですねぇ……。
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