前回――
「もう打たない」と心に誓ったはずだった
……はずだった
☎️その一本の連絡
母「今日ちょっと行かへん?」
父「新台入ったらしいぞ」
弟「兄ちゃん休みやろ?」
三方向からの包囲網
逃げ場、なし
俺(今日は見学だけや……)
そう言い聞かせて家を出た
🎰ホール到着
家族はいつも通りサクッと台確保
母「これ良さそう」
父「データいいな」
弟「兄ちゃんは?」
俺「……まだ見てる」
この“まだ見てる”が一番危ない
気づいたら座ってるから💀呪い、即発動
座って10分 俺(あ、これ今日もダメなやつ)
・レア役仕事しない
・前兆来ない
・隣だけ盛り上がる
一方その頃。
母「また当たった」
父「継続したわ」
弟「箱いく?」
俺「……いい」
🧾現実の数字
母:しっかりプラス
父:安定勝ち
弟:軽く勝ち
俺:投資だけが順調に増加
もはや才能
🤡優しさが刺さる
母「無理せんでええよ?」
父「今日は運悪かったな」
弟「次は勝てるって!」
その“次”が
もう50回くらい来てる
🔚エピローグ
帰り道、俺は悟った
俺は誘われる側じゃない
“負け役”として必要とされている
俺が負けることで家族は安心して勝てる
……バランス、取れてる
▶次回予告
第十二話(最終話)
「それでも笑ってしまう理由」
負けても、それでもホールに行ってしまう
スロカス人生、その答えとは
――次で第四章、完結

検討中
マイページ



ページのトップへ