へいへい、今日も鼻歌まじりに暖簾を上げとる、
昭和の酒場の生き残り・亀之助でござんす。
さてな、昔 “えらいこと” が起きましてな。
犯人は――
うちの キス魔こと〇〇ちゃん。
あの子のキス、ほんまにヤバいんよ。
深い、濃い、長い、そして甘い。
なんていうか…
「これは恋のテロやろ」ってレベル。
でな、初めて〇〇ちゃんを指名したお客さんがいたんだけど、
プレイ終わって部屋から出てきた瞬間の顔よ。
目がトロンッッッ…
口半開き…
人間のデフォルト設定が初期化されとる…
ワシ「あんた、大丈夫か?楽しめたんか?」
お客さん、ゆっくり振り向いてこう言ったんよ。
「やば……
え、なん…
あの……すげ……
やば……」
語彙力、完全に死んどる。
ワシ「もっと具体的に言ってみ?」
客「いや…え?あの…ちゅー…やば…すげ…
あーー…無理…やばい……」
〇〇ちゃん → ニコニコ(自覚ゼロ)
スタッフ → 笑いこらえるの必死
ワシ → “語彙力ゼロ症候群” 新種としてメモ
しまいにはお客さん、
財布の出し方すら分からんみたいに
レジ前でボーッ。
ワシ「あんた、帰れるか?家どこや?」
客「やば…ここ日本すか……?」
どこ飛ばされてんねん。
最後に一言だけ、
魂の底から絞り出すように言ったんよ。
「次も…あのキス…ください……」
語彙力はゼロでも、
欲望だけはしっかり残っとった。
というわけで本日の事件は
“濃厚キス → 男、一時的に知性を失う” の巻でございました。


