ゴールドリシャール福岡

正義と共感──
「正しさ」よりも「寄り添う気持ち」
が救うこともある

「それ、ルール違反じゃない？」
「もっとちゃんとしなきゃダメだよ」
正しいことを伝えるのは大切なことです。
でも最近、私はこう思うようになりました。

正しさよりも、まずは気持ちに寄り添うことが必要なときもある、と。

たとえば仕事でミスをした子に対して、
「何してるの！」と正論でぶつかるより、
「大丈夫？ なにかあったの？」と声をかけるほうが、
その子の心は救われるかもしれない。

▽ 正義だけでは、人は動かない

社会にはルールがあります。
お店にも、お仕事にもマナーや約束事があります。

でも、「それを守るべき」だと頭ではわかっていても、
心や身体が限界のときには、思うように動けないことだってある。

そんなときに、
ただ「正義」を振りかざしてしまうと、
人は離れていってしまいます。

▽ 共感には、立ち直らせる力がある

誰かが間違ってしまったとき、
「わかるよ」「つらかったんだね」と受け止めてもらえたら、
人は、もう一度がんばろうと思えるものです。

共感は「甘やかすこと」とは違います。
相手の背景を理解したうえで、
どうしたら同じことが起きないかを一緒に考えること。
それが本当の意味での「寄り添う姿勢」だと思います。

▽ 正義と共感のバランスを

私たちのお店は高級店です。
だからこそ、一定のルールや品格はとても大切にしています。
でもその中でも、「共感」は決して忘れたくない価値観です。

正義だけでは冷たすぎる
共感だけでは甘すぎる

この２つのバランスを大切にしながら、
女の子たちが安心して働ける環境を、これからも整えていきたいと思っています。

どんな時でも、人に優しくあれる強さを持っていたいですね。