
映画『バケモノの子』に登場する、
あの異世界“渋天街(じゅうてんがい)”。
実はそのモデルのひとつといわれているのが、
ここ長崎県川棚町にある旧魚雷発射試験場跡に
行ってきました(^^)/
かつて第二次世界大戦中、
日本海軍が魚雷の性能を試すために建設した場所。
戦後は長い間放置され、
風雨と時間によって崩れ、
今では自然に包まれた静かな廃墟となっています。
しかし、この風景こそが
「人間と自然」「破壊と再生」「過去と未来」
が交わる象徴のようにも感じられます。
廃墟でありながら、そこに“命”がある。
風の音、木々の揺れ、差し込む光――
静寂の中に、確かに息づく世界が広がっていました。