1867年のこの日、小説家として有名な幸田露伴(こうだろはん)が誕生した日です。
「人生の事というものは、座敷で道中双六をして、花の都に到達する如きものではない」
努力論という著書の中に書かれている一節です。※道中双六とは東海道五十三次の絵で江戸を出発し京都がアガリの双六です。
サイコロを振るだけでゴールに辿り付ける人生なら、さぞかし楽だったことでしょう。そもそも「あと何マスで何が起こる」ということがさっぱり分からないのが人生です。
明日はどの目が出るのか、どんなことが起こるのか、誰にも分かりません。だからこそ弛(たゆ)まぬ努力をしておくことが大切なのですね。今日もまた頑張って仕事をすることで、明日が開けるのですから。
手を抜いて「3マス戻る」などのような事態が起こらぬように。