1958年のこの日、日本初の缶ビール「アサヒゴールド」が発売されました。当時の社名はまだアサヒビールではなく朝日麦酒でした。
この頃の日本経済は右肩上がりで、レジャーなどを楽しむ人が増加していました。ところが今までの瓶ビールでは手軽さがありません。ゆえにこの缶ビールが大ヒットする!と確信していましたが、そうでもなかったようです。
理由は、この缶はスチール製で、プルトップもついておらず缶きりで穴を開けて飲むタイプだったそうです。やはりこれも手軽さがありません。そこでキリン、サッポロ共にプルトップ型を同時に販売します。
ところが、それでも売り上げは伸び悩んだそうです。結局缶ビールが普及しだしたのは、自動販売機やスーパーなどで一般消費者が手軽に買えるようになってからだったようです。
物自体の性質、クオリティももちろん大切な要素ですが、『どう売るか』も大事なことなんですね。優秀な営業マンは『商品が雑草でも売ってくる』といいますから、納得です。
我々の仕事もクオリティは負けていない自信はあっても、どのように展開していくかで変わってきます。どこがセールスポイントで、それが求められているものと合っているのかどうか、作り手もしっかりと認識しておきましょう。
さて9月も折り返し地点に到着しました。来週は祝日が2日もありますので、稼働日数を考えても半分過ぎていることになります。数字をある程度前倒しして考えておきましょう。