
業界20年の女性スタッフマロ子(〃ω〃)
もう10数年前ですが
キャストの時、同じお店で
お互いにシングルマザーで仲良しだった
女性「Mさん」がいました。
Mさんは当時、お店のコンセプトより
年齢は高いのだけど
めっちゃスタイルよくて、努力家で
とにかく写メ日記が面白かった
通年、網タイツのガーターベルト
エルメスのスカーフが似合う
秘書系美女
芯もつよく、人に優しく大好きでした
そんな彼女がある日
待機中に泣き出してしまった。
仕事が手につかず早退
スタッフがどんなに宥めても
相談できない、と泣きじゃくっていた。
後日、彼女から呼び出され
衝撃の告白を受けたマロ子
「お店で超VIPなお客様と付き合っていて
半同棲中なの…でも彼、結婚してたの。嘘つかれてた。しかも私の鞄を漁ってお金取ってるかもしれない。不安で…」
まぢか。いや、人間だもの
お互いがビビビッと来たなら
アリヨリノアリだけど
初回から情報量が多すぎるよ!!
相手がお客様とか既婚者とか
盗っ人とか、当時のマロ子はどうでもよくて
なにより
「子供は大丈夫なん?」と第一声を放った
M「うん、勉強とか教えてくれてるけど…
たまに些細な事で説教して父親づらするのが
ちょっと…違和感」
いやいや、そのまえに
なぜ簡単に家に来させるのか?
お互いに素性がわからない
むしろ嘘から入る出会いである業界
聞いた話をすぐに信用して
関係性を築いてから
ボロを出してくるが
すでに情があるため
違和感を感じても関係を切れない
後々、傷つくのは
当事者の背景にいる家族では
なかろうか
「一度家に来て貰えないかな?彼にあって欲しい」
まぢか( ´ㅁ` ; )
スーパーやなんですけど
と、思いつつ
子供が心配過ぎて会いに行ってしまうマロ子
Mさんの彼氏はVIPといっても
マロ子は会ったことがない。
好みの対象では無いはずだから
指名された事がない。
とても大人で優しくて
頼れそうな大柄な男性
話の理解力もありユーモアもある
嫁とは離婚調停中らしい
そんなもんはどうでもいい
Mさんの子供が彼に対して
どんな態度、表情をするか
マロ子サーチアイに全集中させた
そこには嘘偽りない
信頼関係があったようにみえる
ではMさんの不安な発言は
どこからくるのか?
その後、2人でバーにいき
彼女の本音を聞き出した
「お客様と禁断の恋愛をしている自分」に
漠然とした不安や罪悪感から
彼を信用できずアレコレ理由をつけて
真剣に付き合う事から逃げたかったらしい
後日、お金をとられているかも疑惑は
お店のキャストさんだったのが発覚し
彼氏であるお客様も離婚成立
Mさんは2人目を妊娠し、再婚をして
業界をいったん卒業された。
いろんな形の恋愛があるので
お店のお客様だから、キャストさんだから、
というのは関係はないと感じる
しかし、お店のルールでは大体禁止されている。
トラブルが絶えないからこそ
厳罰なルールが設けられている
恋愛は自由だけれど
常にリスクはあるのは
業界であってもなくても
同じな部分と違う部分がある
何が言いたいかってゆうと……
「愛すより愛された方が稼げる」