(起)ワックス使い過ぎてツンツン頭の青年ユウ。
彼は不敵な笑みを浮かべ、自身の相棒であるカードデッキを手に取った。
「この店に強敵か・・・」
ここは、すすきのサンドゥビル『華女』店。
女の子が働きやすい事で有名な店である。
決してカードバトルをする店ではない。
「俺の自慢のデッキを試してやる!」
彼は自身のデッキに絶対の自信を持っており、強敵の対戦を熱望していた。
(承)
店内に入ると、ユウは浴衣姿の優雅な女性と対戦する事になった。
周囲の客は、騒ぎ立てる。
「ヒッ、あの構え・・・!」
「初心者なのに高額バック!!」
とあまりの待遇の良さに驚きが隠せない。
女性は笑顔で「「ソフトサービス」」と告げる。
華女にハードなサービスは一切ないのだ。
(転)
「決闘、開始!!」
の合図と共に、劇的な衝撃がユウキを襲った。
周囲に雷が落ち、爆発が起きる。
女性が手にしているのは、カードではなくファンシーなシールだった。
「なぜぼんぼんドロップシールで戦ってるんだ?」
ユウは驚愕の表情を浮かべる。
華女店は未経験者でも大歓迎。
女性はカードバトルも未経験なのだ。
(結)
勝負が終わり、店内は荒れ果てていた。
ユウはなぜ敗北したのか、理解できずに背を向けうつむいている。
浴衣の女性は、笑顔でファンシーなシールを持ち続けている。
「一体この子は誰なんだ。」
ユウは自分を倒したこの女性の名前が分からない。
なぜなら、華女店は身バレ対策バッチリだからだ!
そして、この女性は、送迎で帰るのだ。
市外も含め毎日送迎運行中である。
ユウは、そのシュールな戦いに敗れ、そのあまりの異質さに精神を打ち砕かれ、店を後にするのだった。
「華女店で君も決闘!To be continued.」



