
皆さん、こんにちは。しまじろうです。
少し照れくさいのですが、私は昔から「熱い男」と呼ばれることが多くありました。
何か特別なことをしてきたつもりはありません。ただ、ひとつだけ決めていることがあります。
それは、「曲がったことが大嫌い」だということです。
例えばですが、私は曲がりせんべいが苦手です。
味は好きなんです。ただ、どうしてもあの曲がり具合が許せなくて、
毎回、机の角でそっと“まっすぐ”にしてから食べています。
割れてしまった時は、少し切なくなりますが、それでも曲がったままよりはマシです。
ラーメンも同じです。
世の中には縮れ麺派の方も多いですが、私は断然ストレート麺派。
麺はまっすぐでこそ、スープの味を正面から受け止められると思っているんです。
「麺の芯に、自分の芯を重ねる」――そんな感覚です。
そんな私ですが、先日こんなことがありました。
友人と焼き鳥屋に行ったんです。カウンター越しに、店主が丁寧に焼いてくれた串を出してくれるんですが、
その中に1本だけ、明らかに串が曲がっているやつがあったんです。
「これは……さすがにまっすぐ直してから食べるべきだろう」と思い、そっと手に取った瞬間、
店主がにこやかに一言。
「それ、ハツのハート型に曲げてるんです。気持ちです。」
……そう言われた私は、黙ってそのまま口に運びました。
おいしかったです。
結論:気持ちは、曲がっててもいいらしいです。
しまじろう、少しだけ大人になりました。