私がデリヘルで働こうと思った理由は、最初はとてもシンプルでした。大学の学費と生活費を自分でまかなうため、そして少しでも早く貯金を作りたかったからです。普通のアルバイトでは月に数万円しか貯まらず、将来の夢ややりたいことに手が届かない気がしていました。そんなとき、友人からデリヘルという仕事を知り、「短時間でこんなに稼げる世界があるんだ」と衝撃を受けました。最初は怖さもありましたが、自分で決めた目標を早く達成するために、一歩踏み出してみることにしたのです。
初めて面接に行った日のことは今でも覚えています。緊張で手が震えていましたが、スタッフさんがとても優しく、きちんと話を聞いてくれたことで少し安心しました。初出勤の日はさらに緊張しましたが、思っていたよりも落ち着いて仕事ができ、「私にもできるかもしれない」と感じました。
働き始めて数ヶ月がたつと、ただお金のためだけではなく、この仕事を通して得られるものの大きさに気づきました。お客さまから「今日来てくれてよかった」「癒されたよ」と言っていただけると、自分が誰かの役に立てたのだと実感します。人と話すのがあまり得意ではなかった私が、少しずつ会話の引き出しを増やし、自然と笑顔で接客できるようになりました。コミュニケーション能力や気配りの仕方は、以前の私では想像できなかったほど成長したと思います。
もちろん、つらいことや悩むこともあります。体調が悪い日に出勤しなければならないときや、気持ちが落ち込むときもあります。でも、そんな日々を乗り越えるたびに、私は少しずつ強くなっている気がします。普通の仕事では出会えないような人たちと出会い、いろんな価値観に触れることで、自分の世界も広がりました。偏見が減り、人に優しくなれたのも、この仕事のおかげだと思います。
デリヘルで働く理由は、今では単なる経済的な目的だけではなくなりました。自分の夢を叶えるため、家族に恩返しするため、そして何よりも「今の自分をもっと好きになるため」に、この仕事を続けています。通帳にお金が貯まっていくたび、少しずつ未来が明るくなるような気がして、また頑張ろうと思えます。
この仕事を始めて、自分の弱さや強さにたくさん気づきました。涙をこらえた日もありましたが、その分だけ自信や誇りも積み重なりました。デリヘルで働いていることは、私にとって恥ずかしいことではなく、むしろ大切な経験です。これからも目標を持ち、自分らしく働き続けたいと思います。
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