
~心が削られる前にできること~
風俗という仕事は、想像以上に「心の体力」が求められる世界だ。お客様の前では常に笑顔、テンションも高く、求められる理想像を演じ続ける。それなのに、現実では理不尽な言葉を投げられることも、突然指名が減ることもある。
「自分が否定されたようで、苦しい」
「何のために頑張ってるのか分からなくなる」
こうした声を、私は何度も聞いてきた。
でも、大切なのは「落ちない自分を作る」のではなく、
「落ちても戻ってこれる自分を育てること」だ。
落ちるのは当たり前。だから準備しておく。
まず、どれだけ優秀なキャストでも、落ち込む日はある。むしろ、感受性が高い人ほど落ちやすい。
だからこそ「落ちること」を前提に、自分なりの「回復手段」を持っておくことが重要。
たとえば私の知るあるキャストは、
・好きなカフェで一人でボーっとする
・お気に入りのアロマを焚いてお風呂に入る
・スマホを触らずに寝る日を作る
など、感情をリセットするルーティンを決めていた。
ポイントは、「仕事の人格」と「自分の本来の人格」を分けて考えること。
お客様に否定されたのは「仕事上のあなた」であって、「本当のあなた」ではない。
比べない習慣を持つ
SNSやランキングを見ると、「あの子はこんなに人気あるのに…」とつい自分を比べてしまう。でも、比べた瞬間に、自分の価値を下げる呪いが始まる。
だから私がオススメしているのは、「他人を参考にはしても、比較はしない」という意識。
参考=いいところを取り入れる姿勢。
比較=自分を否定する材料にすること。
「昨日の自分より良くなる」ことだけを目標にすれば、他人の存在は脅威ではなく、ヒントになる。
感情を“言葉”にする
落ち込んだとき、多くの人は「なんでこんなに辛いんだろう」とモヤモヤしたまま終わる。でも、感情に“名前”をつけると、自分を客観視しやすくなる。
たとえば、
・今日は「無価値感」にやられてるな
・「期待されてない不安」に襲われてる
こう言語化するだけでも、不思議と気持ちは整理される。
私がプロデュースしている子たちには、LINEでも「感情報告」をさせることがある。
感情は溜め込むと腐る。出すことで風通しがよくなり、回復も早くなる。
体調管理もメンタルの一部
意外に思うかもしれないが、「寝不足」「偏った食事」「運動不足」は、メンタルをじわじわ削っていく。
特に生理前などホルモンバランスが乱れるときは、自分を責めすぎないように。
しっかり寝て、ちゃんと食べて、少しでも体を動かす。
この基本が、メンタルの“下地”を整えてくれる。
太陽光を浴びるというのもひとつの対策です。
もしメンタルが不安定になったら、「生活が乱れてないか?」をまず見直してみてほしい。
「頼れる人」を持つこと
一人で抱える必要はない。
仲間でも、店長でも、私みたいな統括でもいい。
“安心して弱音を吐ける人”がいるかどうかで、回復スピードは段違いだ。
誰かに頼るのは、甘えじゃない。
戦うための「補給行動」だ。
最後に:心は使い捨てじゃない
あなたが頑張るために必要なのは、
“強くなること”ではなく、“戻れること”。
折れない心じゃなく、折れても立ち直れる仕組み。
誰かの理想を演じすぎて、自分の感情を見失う前に、
「自分だけの戻り方」を見つけておこう。
ダシ男は、そんなあなたをこれからも全力で支える。
この業界は、心を整えられた人が“最後に勝つ”。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
良ければ
「スキ」と「フォロー」してくれれば励みになりますのでよろしくお願いします!
では、また(^^)
お店ページを確認したい方はこちら!!
SNSはこちら!!