
本日の雑学♪
備長炭(びんちょうたん)は、木炭(白炭)の一種で、普通の炭より火力が強い、煙が少ない、叩くと金属音がするという特徴がある。
「備長炭」の名前は、江戸時代の紀伊国田辺の商人・備中屋長左衛門(びっちゅうや ちょうざえもん)に由来する。長左衛門はウバメガシを材料に火力の強い白炭を作り、江戸などに出荷した。「備中屋長左衛門の炭」から「備長炭」と名付けられた。
現行の木炭の規格(2003年3月)では、ウバメガシを含むカシ類を窯外消火法により炭化したものを備長炭としている。
一般的な木炭は450~650℃で焼き上げるのに対して、備長炭は1,000℃以上の高温で焼き上げ、すぐにぬれた灰で急速冷却して作られる。このような作り方により、備長炭は炭素以外の木質由来の油やガスなどの可燃成分の含有量は少なく、かつ長時間燃焼する。また、炎や燻煙も出にくく調理に向いている。
煙が少ないため、雑味が付きにくく、炭火焼を売り物にする料理屋(鰻屋・焼き鳥屋)などの燃料として使用される。また、備長炭は普通の黒炭より硬く、叩くと金属音がするため、風鈴や炭琴(たんきん:木琴のように楽器として使う)に加工されます☆
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