
5年前は新型コロナウイルスで閉店するんじゃないか?と本気で思った時期でした。
今でもハッキリ覚えていますが最初は在籍キャスト達も他人事だと思っていて全く営業に支障はありませんでした。お客様も普通に利用していました。それが一変したのは志村けんさんがコロナで亡くなったとニュースになった瞬間です。
それまでテレビ観ないしニュースも興味ないと言っていたキャストがコロナって死ぬの?怖い!と急に出勤を取りやめるキャストが続出し出勤人数がゼロに。
15年以上デリヘルを経営していてデリヘルのゴールデンタイム(一番の稼ぎどき)は国分町で飲み終わりのお客さんがくる23時〜深夜2時くらいで深夜3時〜早朝6時くらいに帰宅する生活をずっとやって来ましたが仕事がなく、毎日朝9時に起きて夜19時には自宅で食事をして24時には寝るという生活になるとは本当に思いもしませんでした。戦争でもないのに非常事態宣言まで出る始末なのに我々の業界はコロナで困った事業者を助ける給付金も対象外。3年ごとに新車に買い替えてた送迎車の買い替えもやめ、預貯金を切り崩して耐えに耐えたコロナ禍でした。
コロナが落ち着いた今でもコロナ前にあった国分町で飲んだ帰りにデリヘルに来るという流れには戻っておらず、逆に昼間や比較的早い夜の時間に来るお客様の数がコロナ前と同じ水準まで戻り安定した経営が出来るまでになりました。
コロナ前は一番稼げると深夜に出勤していたキャストも昼間に出勤するようになりゴールデンタイム(一番の稼ぎどき)は深夜から昼間へと変わっていきました。
コロナは風俗業界に大きな影響を与え、私がデリヘルを経営してからリーマンショックや東日本大震災など経営危機が何度かありましたが一番の危機でした。