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お客様層
2025/08/04 18:49
風俗の珍客エピソード
〜ええ、まさかの「そっち」でした〜
〜ええ、まさかの「そっち」でした〜
どうも、わたくし、
風俗店のスタッフをやっております。
さて今回はですね。
「いや、それは想定してなかったよ」
という、
そんなちょっとだけ
“クセの強い”
お客様のお話をひとつ、
ご紹介させていただきます。
あれは、ある雨の日のことでした――。
いつものように電話を受けたのは声色的に中年男性。
ハキハキとした話し方から
第一印象は「こりゃあ、堅そうな方だなー」と。
ええ、いかにも“融資担当の銀行員”って感じの雰囲気だったんです。
そんな彼が、ふと一言。
「おたくの“洗体”って、どのくらい本格的なんですか？」
……ん？
妙に専門的な言い回しに、
私は一瞬言葉を飲みました。
が、慣れております、
こういう時こそ冷静に、
明るく答えるのがプロというものですー。
「本格的かどうかは…お客様次第です」
とまぁ、やんわり返したわけですが、
彼は妙に納得した顔でこう続けました。
「実はね、ワタシ、銭湯で修行してたことあるんですよ」
――ほぅ。
「で、今日は“洗い方”の勉強に来ました。
どんな手順で、どんな泡を使って、どこを重点的に洗うのか。
それをね、学びたい」
……ちょっと何言ってるかわからない。
お察ししますー。
言葉の意味は。
でも、ここ風俗なんですよ。
講習じゃない。
彼、どうやら本気で“技術”を学びに来たようでしてね。
まるで寿司屋の握り方を体験しに来た
観光客みたいなんです。はい。
で、入室後――
キャストから戻ってきた報告はこうでした。
「ずっと“洗い方の所作が綺麗だ”って褒めてくれてました。
あと、“スポンジの持ち方が絶妙”とか…」
最終的に彼、延長までして
「参考になりました。また研究しに来ます」
と深々と頭を下げて帰っていきました。
……どこでその知識、活かすんでしょうか。
--- ま、風俗というのは、
ええ、接客業ですからね。
いろんなお客様が来るわけです。
中には“目的がちょっとズレてる方”もいらっしゃるー。
でも、キャストの彼女いわく――
「変に触ってくる客より、全然マシで楽しかったです」とのこと。
…なるほど、そっちですか。
私そこで気づきましたー。
おそらく彼は、今日もどこかで“泡立ち”を追求しているのでしょう。
というわけで今回は、ええ、
“風俗界の洗体マニア”に出会ったという、
そんなお話でした。
それではまた、
次回の珍客報告でお会いしましょう。
ご清聴、ありがとうございました。
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