
if。
「もしもですよ。」
この
「もしも」は
相手に想像させる
効果があります。
なかなか
決めない客に
有効です。
客「今だれがいけますか?」
店員「〇〇と〇〇、〇〇の三人です」
客「じゃぁ考えます」
こんな時こそ
「もしも」の出番です。
”お客様。
遊ぶか迷ってるんすよね
ちょっと想像してください。
もしもですよ。。”
この「もしも」は
相手の想像力を
働かせることがきます。
もしも、この子と遊んだら
もしも、いま決めなければ
もしも、もしも。
「もしも」を巧みに
操る事ができるのなら
意のままに
運ぶことが可能です。
言うならば、
高鳴る鼓動は夕暮れの
君の姿にシンクする。
もしくは
見せない
プラウドささやかな
君の全てに
スイングする、みたいに。
ほほ。
今から16年程前ですが
神田で客引きをしていたとき。
出勤早々
ぼろぼろと泣いている
後輩がいました。
原君。
彼は
八王子が地元の
やんちゃな若造です。
にぐろに巻いた
綺麗なパンチ。
こんがり黒く染めた
若肌にはラクガキがびっちり。
可愛い顔立ちに
似合わない鼻髭生やした
身長180ある大男です。
普段は温厚で
優しい彼。
しかし、
キレたらやばみ。
喧嘩十段の
サイケデリック野郎。
その彼が
メソメソと泣いています。
どうした?原くん。
体調わるいの?
原くんが
泣きながら言いました。
「せ、せ先輩が⚪されました。」
え? え?
ちょっとまって
どういうこと!?
田舎育ちの
くそ陰キャである筆者には
理解不能でした。
実話ナックルズみたいな
バイオレンスで
ショッキングな仰天回答に
掛ける言葉がありません。
その日、
原くんは
仕事もしないで
ずーっと
自販機前でこごみ
啜り泣いてました。
心情はお察するけど
一応、後輩だから
やんわーりと声を掛ける筆者。
「原くん。
気持ちはわかるけど
一応、営業中だからさ。」
その瞬間
180の
巨体は勢いよく立ち上がり
大ぶりのパンチが
筆者の体を目掛け
飛んできました。
まるで
ハンマーで殴られたような
衝撃です。
原くんは
怒髪冠を衝き
転がった
筆者にこう言い放ちました。
「もしですよ!
先輩が⚪されたらどーしますか!!
悲しくて
仕事できないでしょ!」
えぇ。。ごめん。。
そうだよね、全くわからん。
そんな彼とは今でも
2年に1回くらい
連絡を取る仲です。
「もしも」の
引き出しを
間違えましたが、
「もしも」は
原くんのパンチ並みに破壊力がある
超ド級な営業トークです。
ちょうどよく考えちゃ
ダメージダメージ。
今高鳴る胸冷静に
電話番の方は
ぜひご活用ください。
カモン!