
どの店も
必ず閑散期があります。
年がら年中
調子のいい店なんてありません。
連日大盛況と言いながら
調子がいい写真をアップする
お店がありますが、
調子がいい時の
かいつまんだ話です。
パチンカスが
勝った時の話を
ドヤるのと一緒です。
この店でも
いい時期と悪い時期はあります。
どんなに
頑張っても
暇なときはとことん暇です。
だからこそ
氷の話になりますが
どんな状況でも
コツコツとやっていれば
いつかちゃんと結果が出るんだ。
と
信じております。
キャバクラで
勤めてた頃の話です。
台風の影響で
外は大雨。
街ゆく人も
駅へと急ぎ足。
ひっくり返った
ビニール傘を
むなしそうに差すサラリーマン。
こんな荒れた夜だら
店内はガラガラ。
何人かの
キャストは
早上がりさせられ
これ
店じまいのした方が
いいじゃねって日。
ウチ以外の店も
誰もキャッチなんて
ほとんどいません。
雨あしは
さらに強まり
風も吹いて来たそんな中。
1人だけ傘もささずに
ずぶぬれになりながら
街にいる男全員に
「キャバクラどうですか」と
声をかけるキャッチがいました。
彼は
筆者が務める店の
人間ではないけど
一緒の時期に
夜の世界に入ったタメ年です。
のちに
キャバクラで独立します。
台風が来てる時に
だれも来るはずがない。
街全体が
あきらめモードのときに
なんで
そんなことやるのかと
尋ねました。
かれは
こういいました。
こんな日だからこそ
がんばるんだよ、と。
だれも
やらないことを
やってるフリしていれば
誰かがいい風にみて
いい風に
評価してくれるからと
教えてくれました。
言うじゃねーか。
どんな日でも
諦めない彼の姿勢には
感銘を受けました。
別の
エピソードになりますが、
新店の立ち上げに
何度か携わったことがあります。
系列店から
女の子を出勤させて
万全の体制で
オープンを迎えましたが
結果は大コケ。
初日の出勤
8人中6人お茶。
社長
お偉いさん
上司。
ただでさえ
絵ずらが良くない上
暇すぎて
ピりついた事務所。
ぶつぶつと
何か言いながら
首を斜め
45度傾けるお偉いさん。
たいした用事もないのに
大げさに席を立つ上司。
グランドオープンは
悲惨でした。
そんな中でも
社長は動じません。
こんなときこそ
やれることをコツコツやるんだと
教えてくれました。
いまでは
ヘブンランキング常連の
人気店です。
業界が長いと
いろんな誘惑があります。
うちに来ない?
うちの給料の方が高いよ。
同期のやつらは
おいしい話に
つられて辞めていきました。
その後
やつらは
「やめなきゃよかった」と
人づてに聞きました。
例え
今がだめでも
何か成し遂げた人たちは
コツコツと積み重ねていきます。
コスパは良くないかも
しれませんが
確実に成功する方法は
どんな時もどの時代でも
コツコツと
続けたヤツの勝ちなんだと思います。