
幸せを望めば
不幸も生まれます。
今、
最高に運がいいぜ!
と
感じても、
舞台袖では
不幸が出番待ちしてます。
幸不幸の
教訓に
中国には
こんな話があります。
ある時、
老人の馬が逃げてしました。
その様子を見た
周りの人たちは
老人に対して
かわいそうだと言いました。
老人はこういいます。
「かわいそう?
本当にそうだろうか?」
馬が逃げ出し
数か月後。
馬は仲間の馬を連れて
帰ってきました。
周りの人は
その馬たちを見て
やべーラッキーじゃんと言いました。
ですが、
老人はこう答えました。
「本当にそうだろうか?」
今度は
戻ってきた馬に
自分の子供を乗せたら
落馬して骨折しました。
それをみた
周りの人たちは
老人に
気の毒に、といいました。
老人は
またこう答えます。
「本当にそうだろうか?」
しばらくして
戦争がはじまり
村の若い子は徴兵され
ほとんど戦死しました。
しかし
骨折した老人の子は
徴兵を免れたため
死なずにすんだって話です。
2000年以上前の
話ですが、
確約されてない人生、
一寸先はわかりません。
目の前の状況に
一喜一憂することなく
大局的な観点から
物事を捉えて、
生きていくことの
大切さを教えてくれています。
いちいち
幸福だ!
不幸だ!
って騒ぐんじゃねーよ。
って教えですね。
続く。