人妻の雫　岡山店

皆さんこんにちは(*^^*)
本日の「岡山店ブログ」、担当の関くんです


昨日からの続きとなります♪
夏と言えばこの季節

負けたら引退
笑えるのは全国でたった1校だけ

高校野球の話題です！

僕も当時は高校球児
そんな僕の最期の夏のことを書いていきます！



僕の高校は「ザふつうの公立校」
毎年1回戦か2回戦で負けるのがデフォルト

部員は学年で10人程度


僕は最終学年は外野を守っており
打順はだいたい7番から9番の間くらい
たまに調子が良い時は1番や2番で使ってもらえる程度


そんな僕の高校3年生ですが
僕の代のエースがなかなか凄い投手でした

中学時代はクラブチームでエースをつとめ
私学から声がかかるような投手
なぜか僕の高校に進学してきた変わり者ww

高校3年生の夏には球速は140行く時もありました

公立高校にしてはかなり本格派な投手


私学と練習試合をしてきっちり抑え込むこともあるほどのエースでした

新聞で注目校にあげていただくこともありました

それくらい彼1人がいい投手でした



だからこそ少し期待があるんですね
今年こそ毎年1回戦敗退の学校ではなくなるのではないか！！






そんな僕たちの1回戦の相手は
田舎の過疎地域の高校
言い方よくないですが、部員もそんなに足りていないような学校

その試合でうちのエースは登板をしませんでした

僕は7番レフトで出場
5回くらいに後輩と交代をさせられた記憶ですww

結果は7回コールド勝ちでした





1回戦という緊張は試合前にとんでもなく感じました

試合前のシートノック
グランドに出ると聞こえてくる応援の声

この日は平日
来ているのは一部の保護者だけ
生徒も誰も見に来ていません

それなのに足が震えます

「夏が始まった。負けられない夏」

考えれば考える程足が震えます


試合が始まっても心臓の音がずっと聞こえていましたww

試合が始まって少しして
初めて僕のところに打球が飛んできました

足が重たいww



それでもその打球をなんとか処理して。。


やっとやっと緊張が解けた自分を感じましたww








そして僕たちの高校は2回戦に進むのですが

対戦相手が。。

広島の高校野球ファンなら、いや全国の高校野球ファンなら必ず聞いたことがあるでしょう
かつては金本、近代だと有原航平や上本兄弟、野村祐輔、小林誠司、佐野恵太

そんな名だたるOBを出したあの広島で一番の強豪校
広〇高校に当たってしまいますww



試合は日曜日
絶好の
お互いの高校の保護者や生徒が集結する
最高の日曜日ww


そこで僕たちは公開リ〇チされることが確定しますww




試合の日の朝
両親が初めて野球のことで声をかけてきます
気味が悪いくらいの優しい顔で。

「今日は悔いが無いように。」
「苦労した事、苦しかった事、我慢した事、嘘はつかんよ！」


僕は家を出る時から涙が出そうになります。。






試合が始まる前
グランドに出てシートノックを受ける時

僕は冷静になりたくてスタンドを見渡します

相手の広〇の生徒もたくさんスタンドを埋め尽くしています


でももっと衝撃だったのは
自分の学校の生徒も広〇に負けないくらい来ていたこと

そして吹奏楽部の人や保護者の方たちが大声で応援してくれているのが聞こえてきたこと



今日は緊張していませんでした

怖い、負けたらどうしよう
ではありません

こんなに応援して貰ってて負けるわけにはいかない
やってやろう
広〇をぜったい倒してやろう


興奮で足が震えていました！！




こんなに大勢の観客の前で
学校を代表して試合に出ている


なんて気持ちいいんでしょう！！



こんなに楽しい思い出

最高の夏です♪







試合結果は書く必要はないでしょうww


僕は外野手でしたが
広〇の選手の打った打球は何度も僕の後ろへ飛んできます♡

何度も
何度も
何度も



僕の高校のエース
公立高校にしてはかなりの好投手
MAX140出る本格派右腕

ふつうの私学との試合では抑え込むことがよくありました


そんな彼の投げるボールでは広〇は抑えることはできませんでした💦


1年生の頃から一緒にずっとやってきた彼

ポーカーフェイスで口数も少なく

抑えても打たれても淡々と投げ続ける彼


そんな彼はこの日も表情を変えずにボールを投げ続けます

打たれても打たれても
表情を変えず広〇打線に投げ続ける彼


でも途中で僕は気づいてしまいました💦


いつもは表情を変えない彼が

涙を流していました


ずっと淡々と投げているように見えて
ずっと涙を流していました

それに気づいた僕も気づけば涙が

ずっとずっと苦しい試合


負けて当たり前
そんなことはわかってる
でも悔しい。
苦しい。




気づけば試合は終わっていました。
いつ、どうやって終わったのかは覚えていません


記憶にあるのは
球場の外にでて
保護者や後輩、応援にきてくれた友人やクラスメイトの前で声を出して泣いていたこと



僕の両親は僕がこんなに泣いている姿をきっと初めて見たと思います

僕の肩を叩いてそっと球場から立ち去りました




帰りのバスでもみんなずっと泣いていました

勝てるだなんてきっと思ってもいなかった
結果は誰しもが予想していた通り

なのに何でこんなに悔しいのか
こんなに本気でやってたからこそ
終わるにはあまりにも残酷すぎる



そして僕は柄にもなく初めて両親に帰りのバスでメールを送りました。

「ずっと野球をやらせてくれてありがとう」
「ずっと毎朝お弁当を作ってくれてありがとう」
「今日初めてこんなに悔しい思いした」
「でも本当に楽しい思い出だった」
「ほんまにありがとう」


柄にもなくこんなことを送ってしまいましたww
でも、本気で心からでた言葉でした


返信はありませんでした

きっと両親もこそこそ泣いていたのだと思います

試合が終わって僕が泣き続けている時に肩を叩いてくれた両親
あの時に両親も一緒に泣いてくれました







さてそれから10年が経ち
何の青春の影もなくなった僕ですがww

今でも甲子園を観たりするとくるものがあります

「そのあと一歩」
「その1球」
それで笑う者がいれば涙を流す者もいます



いいですよね！高校野球！！


今年の夏も目が離せません！！


 

以上本日の関くんブログでした



 

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