
沖縄方言「なんくるないさー」の本来の意味、、、
真(まくとぅ)そーけー なんくるないさ
「なんくるないさー」は、沖縄好きのみなさんに人気のある方言だし、地元の人たちもよく使っている言葉です。
ちょっと大変な時、壁にぶちあたった時、沖縄らしいイントネーションで「なんくるないさー。」って声をかけてもらうと、肩の力が抜けて「そうね。焦ってイライラしても仕方ないしね。」と自然と思えるものです。
でも、ちょっと気になるのは、南国沖縄ののんびりした雰囲気も相まってか「何もしなくてもなんとかなるよ~。」という、楽観的というか、少しいい加減なニュアンスで捉えている人も少なくないような…。
お土産アイテムをみていても、標準語訳(説明書き)としては「大丈夫。なんとかなるさ。」ぐらいしか書いてないし、間違いってわけでもないんですけどね。
実は、この言葉は
真(まくとぅ)そーけーなんくるないさ
という定型句からきたものなんです。
真そーけー=(人として)正しい行いとしていれば、なんくるないさ=自然と(あるべきように)なるものだ。つまり、ちゃんと挫けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつかきっと報われて良い日がやってくるよ。
という意味。
いかがですか。ちょっと身の引き締まる思いがしませんか。
「なんくるないさー。」で、人を励ますのは良し!
でも、何にも努力しないで「なんくるないさー。」って怠けてしまっては本来の意味にそぐいません。「やるだけやったのだから、きっとなんとかなる!」そんな前向きな気持ちで「なんくるないさー。」を使っていけるといいですね。
スタッフ仲宗根より皆様へ、『なんくるないさー』