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お店のつぶやき
2025/11/30 19:19
JOJOEN UMEDA
数あるお店の中から
当店のブログを
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ありがとうございます！
～在籍女性給与明細～
毎日13:14UP
ブログ内容
スタッフAの
頭の中の絵本シリーズ
少年探偵アルトと
蒼い迷宮の失踪事件
第1章
消えた“主”の部屋**
蒼い迷宮の入口へと続く通路は、
湿った冷気に包まれていた。
魔術で造られた石壁が淡い光を放ち、
足音が不気味に反響する。
アルトは手袋をはめながら、
光の鳥に尋ねた。
「迷宮の主が消えた
部屋まで案内してくれる？」
「はい……ですが、どうかお気をつけて。
何者かが魔術を
“上書き”
した痕跡があります」
魔術の上書き
—普通の魔法使いに
できることではない。
アルトの胸に、
嫌な緊張が走った。
奇妙な
“痕跡”の部屋
辿り着いた部屋は、
円形の広間だった。
中央にあるはずの
“主の玉座”は空っぽ。
床の魔法陣はひび割れ、
蒼い光が漏れている。
しかしアルトの視線が止まったのは、
部屋の隅に点々と残る 黒い砂 だった。
「……これは、
炭化魔素（たんかまそ）？」
「ご存じなのですか？」
アルトは頷いた。
「魔力が急激に燃焼
したときに残る“灰”。
炎系の魔術を使った痕跡……
でも、おかしいな」
「おかしい……？」
アルトは部屋を歩きながら、
低くつぶやく。
「迷宮の主は
“炎に耐性がある”はずなんだ。
この灰、
主が残したものじゃない。むしろ——」
視線が一点で止まる。
玉座の裏側、
壁にわずかな爪痕があった。
それは人間のものではない。
けれど、
迷宮に住む魔法生物のものでもない。
アルトはしゃがみ込み、
光を当てた。
「……これは“ドゥーミン”
の爪だ。夜行性の魔法獣だよ。
でも、この階層に
ドゥーミンは生息していないはずだ」
光の鳥が震えた声で言う。
「つまり……
誰かが連れてきた？」
「それだけじゃない」
アルトは目を細めた。
「爪痕が“逃げる方向”
についている。
迷宮の主を連れ去ったのではなく
—犯人の方が追い詰められていた。」
部屋の空気が重くなる。
主が消えたのではない。
“主が何者かを追っていた”
可能性が浮上したのだ。
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