
風俗の求人って、成功体験ばっかり並んでる。
「月収◯◯万円」とか、「すぐ指名が取れた」とか。
でも、うちにはかつて、
“結果が出ないまま辞めた子”がいました。
すごく真面目で、礼儀正しくて、
出勤もきちんとしてて、悪い子じゃなかった。
でも、どうしても結果に繋がらなくて、
ある日、ぽつりと言ったんです。
「私、ここでも必要とされなかったんですね」
あのとき、なんて言葉をかけたらよかったのか、今でも考えることがあります。
誰だって「成功の証」ばかりを追いたくなるけど、
“続かなかった人”にも、それぞれの背景があることを忘れたくない。
そして今、似たような不安を抱えた人がいたら、伝えたい。
このお店は、
「向いてる/向いてない」で線を引かない場所にしたいって、そう思っています。
── てんちょーより
「頑張ったけど辞めた子」も、ちゃんと、うちの大切な“ひとコマ”です。