
たとえば未来のある日、風俗の予約画面には
「完璧に調整されたAIキャスト」がずらりと並ぶかもしれない。
好みの髪型、声、匂い、性格──
全部、パラメータで設定。
“はずれ”のないサービスが提供される時代。
遅刻なし、クレームなし、気分の波もなし。
それはそれで、きっと便利やと思う。
でも、そんな世界で、
わざわざ“人間の女性”を選ぶお客様がいたとしたら?
きっとそれは、「予定通りじゃない色気」を求めてるんやと思うんです。
たとえば、
笑うタイミングがズレてる。
ちょっと緊張してる。
でもそれが、妙に愛しくなる。
“完璧じゃないもの”に、
人はなぜか惹かれる。
それはAIがどれだけ進化しても、変わらない本能やと思うんです。
AIが活躍する時代。
人間の仕事がどんどん置き換えられていく時代。
それでも、風俗の本質だけは、きっと変わらない。
触れたい。
見つめられたい。
つながっていたい。
──そういう“人間らしい欲望”がある限り、
この世界はずっと、反映し続けると思ってます。
── てんちょーより
未来がどう進化しても、“手のぬくもり”の価値だけは、ずっと残る気がしてます。