
深夜2時、コンビニの冷凍庫の前で。
仕事終わり、車のエンジンを切ったあと。
まだ眠れなくて、ふらっと入ったコンビニ。
冷房がちょっと強すぎるくらいで、
ほてった体に、ちょうどよかった。
冷凍庫の前で、
アイスを選んでる人がふたり。
どちらも静かで、言葉は交わしていない。
なんとなく伝わるんです。
今日をちょっとだけ乗り越えた人の空気って。
お互い知らん同士やのに、
「お疲れさま」って心の中で言いたくなる。
風俗も同じ。
指名も、接客も、笑顔も、
全部が“演技”に見えるかもしれんけど、
その裏にちゃんと人の心がある。
なんで働いてるのか。
どうしてここに来たのか。
理由は言わなくても、
あの冷凍庫の前の空気みたいに、
そっと伝わってくることがあるんです。
── てんちょーより
今日も一日、お疲れさまでした。
アイス、少し溶けるくらいがうまいですね。