
「“私なんか無理ですよね…”って言った子が、いま一番輝いてます」
「たぶん、私なんか無理ですよね…」
面接の時、彼女はそう言ってうつむいていました。
話し方は控えめ。
声も小さくて、目もまともに合わない。
「自信がない」という言葉が、全身からにじみ出ていました。
でも僕は、
「うん、大丈夫。そのままでいいよ」って言いました。
根拠はなかったけど、直感で、きっと大丈夫だと思えたんです。
“自信がない”=“無理”ではありません。
“誰かに認められる経験”があれば、人は変われます。
最初の頃は、待機中も小さく丸くなってた彼女が、
ある日ぽつりと「少し楽しくなってきました」と笑って言ったんです。
その瞬間、僕の中で「この子は大丈夫やな」と確信に変わりました。
いまでは人気上位の一人になってます。
誰だって、
最初は“無理かも”って思いながら来てる。
でも、信じてもらえる場所があれば、人は変わります。
── てんちょーより
誰かに“できるよ”って言ってもらえること、それが人生の分岐点かもしれません。