『王国、初めての来訪者 〜伝説の履歴書〜』リチスパ王国が誕生して数日――。
国民1名(犬入れて1.5名)だった王国に、
ついに“その時”が訪れた。
📨「ピロン♪」
王国のメールに、1通の応募が届いたのだ。
おくちゃん
「……え?これ本物の応募??
ついにきた?ついに 国民2人目??」
震える手でメールを開く王様。
そこには――
応募職種:接客の女神
という、聖なる文字。
おくちゃん
「……で、でたぁああ!!
ついに我が王国にも“女神”が!!!😇😇😇」
もうテンション爆上がりで、
王国に雷が落ちたかと思うほどのテンション。
しかし
履歴書を開くと、そこには
想像の100倍強烈な“自己PR”が書かれていた。
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📝【伝説の自己PR(一部抜粋)】
・笑顔には自信があります
・人の話を聞くのが好きです
・寝たら大体のことは忘れます
・好きな食べ物はにんにくです
・特技:どこでも寝れます
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おくちゃん
「いやにんにくて。
にんにく好みで王国入れるん!?
……いや入れるな。むしろウェルカムやな。」
さらに志望動機欄にはこう書かれていた。
「生きるのちょっと疲れたので、
ここで一回笑いたいです。」
……それを読んだ瞬間。
おくちゃんの中で何かが“ストン”と落ちた。
王様
「やっぱり…王国って、
ただ女神を集める場所ちゃうんやな。」
強そうな人や、完璧な人より、
“弱さも含めて来てくれる人”の方が
100倍尊い。
王国の理念、
「生きてるだけで偉い」
が、初めて現実の誰かに届いた気がした。
おくちゃん
「よし。この応募者、絶対守ったる。
絶対に笑わせたる。
そして必ず、この王国に来て良かったと思わせたる。」
と、王様(まだ1名+犬)
拳をグッと握る。
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🌈【王国、歴史的瞬間】
こうしてリチスパ王国は、
初めての来訪者を迎えることとなる。
国民数:
1名 → 1名+1女神(予定)
王国レベル:
キャンプ → 村レベルに進化‼
仲間が1人増えただけで、
世界はこんなにも明るくなる。
⸻
そして物語は次の章へ進む。
果たしてこの女神は
王国の未来を変える存在となるのか――?
検討中
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