十ニ発目
『当日欠勤の罠』
― この連載で、何を成敗するのか ―
ちょっとアンタ達ぃぃ!!
ズバリ言うわよ。
当日欠勤。
一度くらいは
誰にでもあるんじゃないかしら。
人間だものね。
体調が悪い日もあるし、
どうしても外せない用事もあるわ。
それは
誰にも責められないわ。
ただね。
問題はそこじゃないのよ。
当日欠勤が
“当たり前になること”。
今日はこの罠を成敗するわ。
当日欠勤は連鎖する
体調不良や
緊急の用事は
誰にでもあるわよね。
それ以外が問題よ。
なんとなくで休んでしまう誘惑。
もちろん
そんなことはしたことがない
って言うアンタは立派よ。
自分をもっと誇りに思いなさい。
残念ながら
誘惑に負けてしまった人。
最初は軽い気持ちよね。
「今日だけ」
「今回は仕方ない」
気持ちはよく分かるわ。
でも、
一度やるとどうなるか。
判断が緩くなって
次もやるわよ。
そして気づいた時には、
繰り返している。
当日欠勤の結果
なぜいけないのか
細かく話さなくても
分かるわよね。
細かく聞きたければ
面接に来なさい。
アンタに時間さえあれば
隅から隅まで
詳しく話すわ。
とりあえず
今回は
さらっと話すわね。
当日欠勤をしたことで
何が削られると思う?
売上じゃない。
もっと大きいもの
そう
『信用』よ。
・この人は来る人か
・任せられる人か
・予約を入れていい人か
ここが崩れるのよ。
うちはね。
客層的に
40代から60代の
ある程度お財布に余裕のある
男性が多い印象だわ。
そんなお客様が
社会生活で
当日欠勤を繰り返すかしら。
当日欠勤の影響
これは分かりやすいわ。
特にスタッフサイドで見ると
より顕著に分かるの。
まず
指名がつきにくくなる
から
チャンスが減る
つまり、
はっきり言うと
その日のみではなく
未来の稼ぎも減る。
これは
本人は気づきにくいわ。
それが厄介なの。
欠勤した日は過ぎ去る。
でも、
影響は残るわ。
じわっと効いてくるの。
どう対策するか
まず
絶対に休まない
という極端な考えになった人は
いったん落ち着きなさい。
しっかり稼ぎたい
という前提で考えるなら
・無理な出勤を入れない
・生活リズムを整える
ここが基本よ。
ここを
整えた上で
頑張り所を選ぶの。
そして
体調が悪いのに無理をするのも違うわ。
接客が崩れるし
印象も悪くなるし
なにより
次に繋がらない。
だから
走っていけるペースを掴むこと。
当日欠勤の罠は
緊急じゃないときの
「一回くらい大丈夫」
これなのよ。
その一回が
基準を変えてしまうわ。
当日欠勤は悪じゃない。
でも、繰り返すと
習慣になる。
そしてその習慣は、
確実に
結果を悪い方へ向かわせるわ。
だから
なんとなく休みたいという
誘惑は
頑張ると覚悟を決めた
アンタ達の
足を引っ張ることになる。
そんな
当日欠勤の誘惑は
今
あたしが
ぶち壊してやるわ!!
誘惑が
襲ってきたら
その悪魔に
こう言ってやりなさい!

『当日欠勤』
成敗!!
この仕事は自由に見えるけど
実際は、
信頼で回っている。
・長く稼ぎたい
・安定したい
・信用を積みたい
そう思うなら。
一日の判断を
甘く見ないこと。
そこに全部出るわ。
次回予告
第十三話:
「キャスト様を苦しめるもの」
―― 成敗、続行。
假屋崎