

寝てはいけない場面なのに眠い』
『いますぐ目を覚ましたい!』
こういった状況になったことは
ありませんか?
眠気って、寝てはいけない場面に限って
襲ってきますよね。そんなときに、すぐ
に目を覚ます方法を知っておけば安心
です。
そこで今回は、眠気をいますぐに
覚ます方法を厳選してご紹介します。
仕事や家事の疲れが抜けずにどうしても
朝がつらいときや、絶対に眠ってはいけない
重要な会議など、今すぐに眠気を覚ましたい
シーンは誰にでもあるでしょう。
今回はそんな場面で気軽にできる眠気を
覚ます方法を紹介します。
シーンに応じて様々な方法を知っていれば、
いざという時、効果を発揮してくれます。
冷たい水を顔や首にあてる
一番即効性のある方法としては、冷たい水を
顔や首にあてる方法です。
朝に洗顔するのがルーティンになっている方も
多く、一番ポピュラーな方法です。
水温を低めに設定すればより効果を発揮します。
人間は体温が冷えることで、交感神経が刺激
され、身体をアクティブな状態にもっていく
ことができます。
さらに冷却スプレーや冷却ジェルなど
アイテムが使えるシーンであれば、より
効果的に眠気を覚ますことが可能です。
眠気に効くツボを押す
重要な会議中など動きが制限されているなかで
眠気を覚ましたいシーンには、眠気覚ましに
効くツボを押すのがお勧めです。
ここでは耳と手のツボを紹介していきます。
耳たぶには無数のツボがあり、当然
眠気に効くツボも含まれています。
指で耳たぶをつまんで、少し引っ張る。
それだけで眠気覚ましには効果的です。
手のツボにも眠気に効くツボが存在し、
合谷(ごうこく)
中衝(ちゅうしょう)
労宮(ろうきゅう)
の3つになります。
特に合谷と労給は場所が分りやすいので
覚えるのが簡単です。
合谷は親指と人差し指の付け根の部分に
ある骨と骨のあいだのくぼみにあり、
労宮は丁度手のひらの真ん中にあります。
中衝は、中指の爪の、人差し指側の
生え際から2mm程度下の部分にあります。
どのツボも人目に付かないテーブルの下など
で押せますので会議中などに重宝しますよ!
痛みを感じやすい場所に刺激を与える
人間は痛みに弱い生き物です。
そのため、痛みの力を利用して眠気を
覚ますのも一つの方法です。
頬を両手で引っ張る、太ももを軽くつねるなど、
痛みを感じやすい場所に刺激を与えると、
人間の脳は危険信号を察知し活性化します。
それにより眠気を覚ますことにつながるのです。
また、足裏を刺激するのも有効な眠気覚ましの
方法になります。
テレビでお笑い芸人が足裏のツボを押され、苦悶
最近では足裏のツボが押せるマッサージシート
などが販売されていますね。
特にデスクワークでどうしても眠気を覚ましたい
ときには重宝するアイテムとしておすすめです。
息を止める
シンプルかつ、その場でできる方法として
「息をとめる」 という方法があります。
特にアイテムも必要なく、シーンを
選ばず眠気を覚ます方法として有名です。
やり方としては自分の可能な限り息を止め、
そのあとに大きく息を吸い込みます。
脳に酸素が行きづらい状態でそのあと、大量に
酸素が脳に配給されると脳が活性化され眠気が
緩和するのです。
脳が眠気よりも酸素を取り入れることを
最優先にするためにおきる現象です。
しかし、あまりやり過ぎると低酸素状態に
なり、意識が朦朧としてくることがある
ので、ほどほどにしましょう。
単体での効果はそれほど高くない説もあります
ので、他の眠気を覚ます方法と併用して試して
みると期待通りの効果が得られるはずです。
ガムを噛む
デスクにガムがある方を見かけますが、眠く
なったとき・集中したいときにガムを噛む
のは効果的といえます。
スッキリしたミントやカフェイン入りのもの
など、リフレッシュ効果や覚醒効果があるガムを
噛むと、
「覚醒成分の取込」と「噛むことでの刺激」
が得られます。
覚醒成分(カフェイン)を摂取する
人は、アデノシンという睡眠物質が脳内に増える
ことで眠気を感じます。
コーヒーなどに含まれるカフェインは、この
アデノシンの作用を抑制する覚醒作用が
あります。
カフェインの効果が現れ始めるのは、摂取から
15~30分後になります。
持続時間には個人差がありますが、一般的には
2時間半~4時間半程度といわれています。
カフェインはコーヒー以外にも、エナジー
ドリンク、コーラなどの清涼飲料水、緑茶、
ほうじ茶、紅茶に含まれるほか、カカオ豆
から作られたチョコレートやココアにも
含まれます。
また、飲み物の温度も覚醒への貢献といった
点で重要です。冷たいもののほうが目が
覚めそうな気がしますが、実験的には、
深部体温が若干上がることが覚醒には有効で
あるため、温かい飲み物のほうが適切です。
覚醒時には深部体温が比較的高い状態が
必要だからです。
しかし、カフェインの過剰摂取には注意が
必要です。
厚労省の報告では、カフェインには、適度な摂取
では覚醒作用や血管拡張作用、ガンの抑制などの
効果がありますが、過剰に摂取した場合は心拍数
増加、不整脈、興奮、不安、震え、めまい、
不眠症、下痢、高血圧リスクの上昇などがあると
されているのです。
したがって、適切な範囲内で摂取すると
よいでしょう。
ブドウ糖を摂取する
体内の血糖値が低下した、いわゆる低血糖状態に
なっても集中力の低下や眠気、生あくびといった
症状が現れます。
そんなときには、ブドウ糖の摂取がお勧めです。
ブドウ糖は吸収が早く、すぐにエネルギーに変換
されるため、低血糖症状の改善にとても役に
立ちます。
コーヒーとチョコ、紅茶とアイスなど、先述した
カフェインと合わせて摂取することでさらに高い
覚醒作用が期待できるでしょう。
これらの組み合わせは、仕事の合間で
リフレッシュにも最適です。
ただし、摂り過ぎには要注意です。
一時的な高血糖は、血糖値を下げる方向に
ホルモンが働くことになり、昼食後のような眠気
に襲われる原因にもなってしまうので、摂取量は
意識しましょう。
ストレッチをして血行を良くする
眠気を覚ますのに一番効果的なのはやはり
『身体を動かす』ことです。
人間は同じ姿勢が長時間続くと、筋肉が緊張し
硬直した状態になり、血行不良に陥ります。
眠気が強いとき、人間の脳は副交感神経が
強まっているため、身体を動かすことで交感神経
を優位に働かせる必要があります。
血行改善効果も期待できるため、相乗効果で
眠気をブロックできます。
一番簡単なストレッチとして『背伸び』が
挙げられます。
重要かつ基本的なストレッチでしょう。
自由に身体を動かせる場面であれば、背伸びが
最も効果が期待できます。
座ったままでも効果がありますが、立ってやる
ことで血行改善が進み、より交感神経が活発に
なります。
ストレッチを実施する際のポイントは
「1回1回をじっくり丁寧にやること」
「2~3時間毎にやること」
この2つのポイントを意識して取り組めばより
効果的に眠気を覚ますことができます。
メンソールを首や鼻に塗る
直接的な刺激で目を覚ますのなら、メンソールを
塗るのも効果的です。
どうしても我慢できない眠気が襲ってくる
ときには、メンソール入りのリップクリームや
ウェットシートなどを首や鼻に直接塗り付ける
ようにします。
メンソールは冷感センサーの働きを強めてくれる
ので、スースーする冷たい刺激とともに、目を
はっきり覚まさせてくれるでしょう。
ただし、眠気が強いからといって、目の
周りに塗ることは避けましょう。
目の周囲の皮膚には刺激が強すぎるうえ、涙腺を
過度に刺激してしまうことにもなりかねません。
首や鼻など、安全な部分で適度な刺激を
与えましょう。
光の強いほうに目を向ける
ブドウ糖やメンソールといった特別な道具を
準備しておく必要がないのがこの方法です。
真っ暗な部屋じゃないと眠くならない、明るい
空間では眠れない、といったことからもわかる
ように、 人は光を浴びると眠くなりにくくなり、
眠いなと感じたら日の当たっている方へ目を
向けるなどしてリフレッシュするのも一つの手
といえるでしょう。
運動する
筋肉を動かすことも、交感神経を刺激する
ため眠気覚ましに役立ちます。
特にお勧めなのは、立ち上がったり歩き回ったり
することで、全身の筋肉が緊張して多くの刺激が
得られ、より効率的に眠気を覚ますことが
できます。
仕事中などで立つことが難しい、あまり目立つ
行動ができないという場面では、足首を回す、
手をグーパーするなど可能な範囲で身体に刺激を
与えるとよいでしょう。
眠気をなくす基本は、適切な睡眠時間
を確保し、睡眠の質を向上させること
で、慢性的な眠気のほとんどは
なくなるのです。
スッキリした気分で日々を過ごせる
よう、様々な方法を試してみながら
自分にとって最適な眠気覚ましを
見つけましょう。
