『グランメゾン東京 × トラカワ』
―ミシュラン三ツ星と、静岡のクズ店員―
「おら、店の“フードメニュー”に本気出したいと思ってな……東京さ、来た」
その日、トラカワは本当に“真面目な用事”で上京していた。
沼津のデリヘル店「人妻花壇」。
出張先の待機所やスタッフルームで出される“差し入れ飯”の質をどうにか上げたい。
そんな地味なこだわりから、トラカワはとあるレストランの名を目にした――
「グランメゾン東京」
「なんやこの…料理のエロスみてぇな写真は。…行くしかねぇ!」
「申し訳ありませんが、当店は予約制でして――」
京野(沢村一樹)は丁寧に断ろうとしたが、トラカワは譲らない。
「おら、本気で料理を学びたくて来たんだわ!“人妻の差し入れ飯”でミシュラン目指したくてよ!」
……店内の空気が静まり返った。
そのとき、厨房から尾花(木村拓哉)の声が飛んできた。
「入れてやれよ。変なヤツほど、面白ぇんだよ」
尾花の元で一日だけ厨房体験を許されたトラカワ。
だが当然、まともな包丁さばきなどできるはずもない。
「包丁持つと緊張して、手がプルプルすんだよ……」
「じゃあ、ソースの味見でもしてろ」
舌だけは妙に肥えていたトラカワ。
なぜなら――毎晩のように、キャストにコンビニ飯を選んでいたから。
「これ、セブンのチルドと似た味だな」「こっちはファミマのチキンよりジューシーだわ」
その味覚コメントに、なぜか尾花は小さく頷いていた。
数日後、尾花がふとつぶやく。
「トラカワ、1品つくってみろよ。テーマは“疲れた夜の10分飯”だ」
本気になったトラカワは、沼津から持ち込んだ食材と、コンビニで買ったアイテムを駆使し、
とんでもない料理をつくりあげた。
「味噌ホルモン焼き&山葵ポテサラ丼」
疲れ切った夜に、男も女も一口で笑顔になる“人妻飯”。
尾花はスプーンを置いて、目を見た。
「お前……現場の味を知ってるな」
別れ際、京野がそっと名刺を差し出した。
「また東京に来ることがあれば、連絡してくれ」
「ありがとよ……おらの味、沼津で育ててくるわ!」
トラカワは沼津に戻り、今も「人妻花壇」のまかないを作っている。
キャストの間では、こう囁かれている。
「今日の差し入れ、星つきの味がする」
───
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店舗情報
『沼津人妻花壇』
営業時間/10:00-翌5:00