
「7月7日だから、天の川を夜に見に行こう」
この一言から伝説は始まった。
待ち合わせには早すぎる。
少しスロでも打ってようかと思い、駅近くのパチ屋へ入った。
北斗転生に座った。
何枚かの諭吉を放り込んだところで天井へ到達。
さぁここからせめて時間までには元を取り返そうかと
ATがはじまった。
みるみる溜まる勝負玉。
いつもならあっさりやられる「シン」や「サウザー」
彼ら今日は具合でも悪いのか?
あっさりと負けてくれる。
元は完全に取り返せる。
いやこりゃ21時の待ち合わせまでに5千枚はいけるかも・・・。
時刻は20:45。
勝負玉はまだ70個近くある。
万枚が見えてきた。
天の川か万枚か、万枚か天の川か
当然「万枚」一択。
すぐに連絡をした。
「ちょっとATが終わらない。それどころか万枚でるかも
天の川より万枚だよな?今日は中止でいいよな?」と
彼女に告げると
「わかった!もちろん分け前あるよね?
ってゆーか、お弁当食べるかと思って作ったからあとでもってくよー」
と言ってくれた。
期待を背負った。やるしかない。
万枚だすっきゃねー!
ブン回した。途中お弁当も届いた。
終わらないAT。
万枚どころか、もしかしたら取り切れないかも・・・。
閉店間際の22:27。AT終了。
結果12,000枚強を叩き出した。
万枚達成の報告をし、家に帰ってお弁当を食べようと
弁当箱の蓋を開けた瞬間、嫌なにおいがした。
「イカ刺し」が入っていた。
通常の方なら
真夏のお弁当にイカ刺しは入れないでしょうよ。
いや真冬であっても弁当にイカ刺しは入れやしない。
なんでイカ刺しを入れたのか?
もしかしたら万枚よりも天の川だったのか?
万枚を選んだ私への嫌がらせだったのか?
なんでイカ刺しを弁当にいれたのか?
ストレートに彼女に聞いてみた。
「良いイカが売ってから」
万枚を選択する人間ってこんなもんですよ泣
ちなみに今年の夕飯は
シャケでした。