この仕事をしていると、一つの法則に気づく。
お嬢さん達からのLINEは、だいたい深夜2時以降に来る泣
これはもう偶然ではない。
長年この業界を見てきた私の中では、
完全に自然現象の一つに分類されている。
満潮、干潮、
春一番、台風。
そして、深夜2時以降のLINE。
やっとのことで家に帰って、
ベッドに入り、「羊が1匹、羊が2匹…」と数え始めると
スマホが鳴る、見る。
お嬢さんからだ。
この時点で嫌な予感は100%当たる。
内容はだいたい三種類。
「すみません…明日ちょっと体調が…」
うん。分かる。
人間だもの泣
だがちょっと待て、
明日体調が悪いとはどういうことだ。預言者か?泣
人体とは不思議なものだ。
次に多いのがこれ。
「明日出勤できます!」
それはありがたい。
本当にありがたい。
ただ、
なぜそれを深夜2時以降に決めたのか
昼間でもいいだろう泣
だがお嬢さん達の中では何かが起きている。
おそらく夜中、布団の中で天井を見ながら
ふと思うのだろう。
「明日…働くか」
その瞬間、私のスマホが鳴ってるんだ。
夜な夜なベッドから、出勤をアップするためパソコンへ。
そしてもう一つ。
「店長〜今酔ってます♡」
これはもう、ただの報告である。
どうしてほしいのかは正直よく分からない。
ただ分かるのは最終的に既読スルーされるって事だ泣
だが、俺はこの深夜2時以降のLINEが嫌いではない。
むしろ、この時間に来るLINEを見ると
「あぁ、風俗の仕事してるんだな」と思う。
お嬢さん達は仕事を終え、ご飯を食べ、
風呂に入り、お酒を飲み、
一息つくとちょうど深夜2時になる。
つまりこのLINEはお嬢さん達にとっての
「今日の終礼」みたいなものだ。
だから今夜ももスマホが鳴る。
深夜2時、画面を見る。
「店長〜」
この一言のあとに続く文章で、明日のシフトが決まる。
店長という生き物は、それを確認してから寝る。
そして思う。
「まぁ…元気ならいいか」
そう思ってスマホを置く。
そして朝8時には、今度はお客様の予約の電話で叩き起こされる泣
これが、この仕事のわりとリアルな日常である泣
来世は木の実とかでいいや泣



