いいか、よく聞いてもらいたい。
はじめてこの仕事に足を踏み入れた日。
あの時のお前さんはどうだった?
「緊張する…」
「ドキドキする…」
「稼げるかな…」
震える手でドアを開けて、
心臓バクバクさせながら
初めてのお客様に会いに行ったあの日…。
そして
初めて予約が入った時。
初めてリピート様がついた時。
「やったー!」って、
あの時、ガチで嬉しかったろう。
あの時のお前さん、
今どこいった?
気づいたらどうだ。
「今日仕事か…だる」
「はぁ、今日も暇だったか泣」
「オキニトーク、ウザッ」
「写メ日記、メンドクセー」
おいおいおい。
誰がそんな風に書き換えたんだよ、その感情。
店か?お客様か?環境か?
違うよな。
お前さんだ。
誰にも頼まれてねぇのに、
勝手に当たり前にして、
勝手に飽きて
勝手に価値を下げる。
最初は、
「1本鳴る」ことが奇跡だったんだよ。
それが今じゃどうだ。
鳴っても「はいはい」
鳴らなきゃ文句。
いいか。
この仕事に限らず、
慣れってのは最強の敵だ。
楽にしてくれる代わりに、
感謝も喜びも全部奪っていく。
そして最後に残るのは何だ?
「だるい」
「めんどくさい」
「なんで私ばっかり」
被害者ヅラの完成。
でもな、
安心していただきたい。
これは全員通る道。
問題はここから。
気づかない奴は、そのまま腐る。
気づいた奴だけが、戻せる。
あの頃の感覚に。
「1本の重み」
「1人のお客様の価値」
「選ばれることの意味」
思い出せ。
いいか、
初心ってのはな、
忘れるもんじゃねぇ。
自分が捨ててるだけなんだよ。
だったら拾え。
今日からでも遅くねぇ。
1本鳴ったら、
あの頃みたいに喜べ。
リピートが来たら、
ちゃんと嬉しがれ。
それができる奴だけが
また鳴る側に戻れる。
以上、校長先生からのお話でした泣



