お店のつぶやき
2025/12/10 23:51
こんにちは、スタッフあおしまです。自己紹介の続きみたいになってしまいますが、今日は私の趣味について少し書きますね。
登山、そう山登りですね、私やってます。というか正確にはやってました。というのも、こちらのお店にお世話になってからは時間がとれなくて、もう２年くらい遠ざかっています。休みの日があるんだから、それ使って行けるじゃないか！と言われそうですが、確かにそうかもしれませんが、私のは結構本格的な登山をやりたいので、１日の休みでは行けません。高い山というか険しい山に登るのが好きで、日本ではなんちゃらアルプスという山群が北・中央・南と３つ、それに八ヶ岳という3000m越す山が好んで上る山です。現在は歳をとったので、一つの山行に最低登りに２日、下りに１日と合計３日かけて行くんです。なので１日のお休みでは行けません。高校時代の部活は山岳部というのに入ってまして、いっちょまえにロッククライミングとか渓流を遡って時には滝を攀じ登る沢登りなんていうジャンルなんかもやってました。山高きゆえに尊からずという言葉がありますが、決して見栄を張って高い山に登っている訳ではなくて、どういうのかな？ただ足だけで上る山にはあまり興味がなくて両手両足、時にはロープを使って攀じ登るような山がいいんです。なので、3000m級の山はたくさん登りましたが、富士山には登ったことがありませんし、これからも登るつもりもありません。若い頃は、富士山にはアルピニズムがないなんて粋がっていましたが、いまだに富士山は観る山だ！という考えは変わりません。これって一種の偏食みたいなものですが、好き嫌いだから仕方ありません。
昔から、何故山に登るのか？という質問に対して、そこに山があるからなんて答えがよく知られていますが、昔は「気障だなぁ」って思っていましたが、改めて自分に問うと、よく分からないんです。明確な答えが出てこない。そりゃあしんどいですよ、もう老人の域に入ったオッサンが10kg15kgという荷物を背負って丸二日登り続けるのですから。脚は棒のようになる、肩は痛い、息は切れる、私の場合登っている時に考えることはいつも同じ、「なんでこんなとこ来たんだろう、もう二度と山なんか登るもんか！」毎回毎回そう思っています。そのくせ結局はまた登りに来るんですね。バテバテになって登っている最中、もう嫌だ！もう下りようと何度も思いながらも一歩前に進む、そしてまた一歩 のろのろであってもそれを重ねているとやがては必ず頂上に辿り着くんです。その瞬間に湧いてくる達成感といったら言葉にできないですね。もう二度と来るもんか！が、ああ来てよかった！に変わる瞬間です。そしてまた丸一日かけて、身体がヘロヘロになりながら下山する。下りは心理的な要素も加えると登りよりきついこともあります。何しろ身体はもうくたくたのへろへろ、再び、もう懲り懲りだ、二度と来るもんか！という思いが湧いてくる。それなのに何ヶ月が過ぎるとまた登りたくなる。こういうのも一種の中毒症状というのですかね。
ただね、苦しい・辛い、もう嫌だの思いに負けて立ち止まってしまうと頂上に着くことはできない、できないんです！ そんな中でも、とにかく一歩足を前に踏み出すと最後は必ず頂上に着く。これに尽きます！！ いいかっこする訳ではありませんが、これって人生に通ずる真理ですよ。
いま苦しい・辛い！で心が折れそうな方、立ち止まったり戻ってはいけないんです、頑張って前に一歩踏み出しましょう！頑張れば必ずゴールは見えてきます。
なんだか分別臭い内容になってしまいました。しかも長文で失礼しました。ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
