こんにちは、スタッフあおしまです。今日は節分でしたね。夕方スーパーに行くと、入口に積まれた「福豆」とお惣菜コーナーに、これでもかとばかり並べられた様々な恵方巻の前に人だかり。忘れていたけれど「ああ、もうそんな季節なんだ」と少し驚きました。
寒さの底にいるような二月のはじめ。
空気は冷たく、木々もまだ眠ったままですが、暦の上ではもう「春」の入り口です。寒さはまだ続いているのに、暦の上では春が始まるというのだから、なんだか不思議な気分ですね。
節分は、その一歩手前にある静かな節目の日。節分は文字通り「季節を分ける」という意味があり、暦の上で春になる「立春」の直前の日が節分になります。節分といえば2月3日という固定したイメージがありますが、立春の日が暦年周期365日に対して地球の公転周期が365.2422日のため、そのズレを調整するため何年かごとに2月2日になったり2月4日になったりするそうです。去年は立春が2月3日だったので節分は2月2日でしたね。
それはさておき、節分といえば、豆をまいて、恵方巻を食べる。私は豆まきもしないし恵方巻も食べませんけどね。大昔子どもだった頃に豆まきはやった記憶が残っていますが、今でも豆まきをしてらっしゃるお家って多いのでしょうかね? 小さい子どもさんがいらっしゃるご家庭ではお父さんが鬼のお面をかぶってお子さんたちから「鬼は外!」って豆をぶつけられている絵って微笑ましいですね。恵方巻の方は今ではずいぶんの勢いで普及して、スーパーの人だかりから推して節分の日の夕食は恵方巻というご家庭多いんじゃないでしょうか。また余談になって恐縮ですが、恵方巻って江戸時代末期頃に大阪の船場で商売繁盛と無病息災を願って節分の日に太巻寿司を丸かじりするようになったというのが起源で、その後関西に恵方巻として広まったという説が有力のようですが、私の記憶では、大阪で少なくとも50年前にはそんな風習は一般に広まっていなかったですね。そもそも関西では「海苔巻き」という呼び名はなかったと思います。鉄火巻・胡瓜巻とは呼びましたが太巻・細巻という区分はなく、「巻き寿司」といえばイコール太巻を指すので、特別に恵方巻と呼ばずに巻き寿司を丸かじりしていたかもしれませんが。ついでに言いますと、そんな関西ローカルでマイナーな恵方巻の風習が今や全国に拡大したのは、1990年代に、とある大手コンビニが「節分には恵方巻」を大々的に全国展開したことによるそうです。今ではどこのコンビニでも、スーパーでも、デパ地下でも、もう1月はじめから恵方巻の予約受付始めていますね。
なんだか業界の誘導に乗せられるまま、すっかり定着してしまったバレンタインにはチョコレートみたいですね。実際に恵方巻を買って、その年の恵方の方角を向いて丸かじりしている方ってどのくらいいるのかわかりませんが、そんな意味合いなどもはやどうでもよく、単に節分イベントとして嗜んでいるのが実情ではないかと思います。今日ウチの店の女の子が写メ日記に書いていますが、「今日はごはんのメニューを考えなくていい日、だって恵方巻だもの」。多くの主婦の皆さんにとって、そういう意味でのメリットもあるのかもしれませんね。
「鬼は外、福は内・・・」古来から季節の分け目には邪気や災厄が入ってきやすいので、豆をまいてそういう「鬼」を追い払うという儀式。でも大人になると、ふと考えることがあります。本当に追い出したい「鬼」って、何だろう・・と。
怒り、焦り、不安、後悔。誰にも見せずに抱えている心の中のざわめき。そういうものなのかもしれません。節分は「悪いものを追い払う日」ではなく、「いらないものをそっと手放す日」なのだと思います。忙しすぎた日々。無理していた自分。誰かと比べて落ち込んだ気持ち。豆をまく代わりに、心の中でそれらを静かにほどいていく。そして「福は内」。恵方巻を食べながら、今年はどんな春にしたいかを思い浮かべる。それだけで、もう福はちゃんと中に入ってきているのかもしれません。
そういったことをすれば、皆様にとって、きっとよい節分になったと思います。
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