こんにちは、スタッフあおしまです。今日は朝からどんよりした鉛色の空。日中はまさに冬のイメージ通りの寒空でしたが、夕方近くなって青空が姿を現しました。
予報通りの寒い一日でしたが、実際の気温だけでなく、景色、とりわけ空の色によって感じる寒さが違ってくるような気がします。一面の灰色の空は寒々とした印象をより一層強めて、今日は部屋に閉じ籠って外に出たくないと思いました。それが午後も遅くなりお日さまが顔を出し、空の色が青色に変わると、ほんとうは先ほどよりも気温は下がっているはずなのに、なぜか暖かい感じがして、今日初めて外に出ました。そこで見えたもの・・・ちょうど太陽が大きく傾いて西の空を黄金色に染め上げながら、今日一日の最後の光を強烈に投げかけて、付近の家家の西向きの壁を一面にオレンジ色に輝かせている荘厳な景色でした。空を見上げながら、ふと思ったんです。冬の夕暮れが、こんなにも好きになったのは、いつからだろう。午後の冷たい空気の中で、太陽はゆっくりと沈み、空はオレンジから桃色へ、そして淡い紫へと、まるで誰かが絵の具で塗り重ねていくように変わっていきました。そんな夕空に見惚れていて、クロード・モネの「印象 日の出」という絵が頭に浮かびました。私は絵画が好きですが素人なので、多くの日本人がそうではないかと思うのですが印象派と呼ばれる画家の作品が好きです。今日の空をモネやシスレーならどんな風に描くだろうなんてちょっと思ってみました。今日の夕陽、夕焼けはとても鮮やかで、寒さを忘れさせるほど、胸の奥まで温かく染み込んでくるようでした。
冬の晴れた日の夕景は、どうしてこんなにも美しいのだろう。空気が澄んでいるからか、色のひとつひとつが、くっきりと、そして少し切ないほどに際立っているように思います。遠くの雲の縁まで光が触れて、一日の終わりを、静かに、でも華やかに飾ってくれていました。
今日からまた最強の寒波が暫く居座るようです。冬の冷たい空気はこんな素晴らしい夕暮れの景色を見せてくれます。夕暮れは長いことただ「暗くなる前の時間」でしかなかったのですが、けれど今は、この短いひとときがとても愛おしく感じます。今日という一日が、そっと幕を下ろしていくその瞬間に、心も一緒に、少しだけやさしくほどけていくような気がします。
季節は既に立春を過ぎ、これからは三寒四温でゆっくりと春に向かっていくのでしょう。あとどのくらいこんな素敵な夕空が見られるのか気になりますが、行く冬に名残惜しみつつ、暖かくなってくると今度は朧月夜の春です。日本は本当に四季の風情が豊かな素晴らしい国です。近年は異常気象が増えて季節感が曖昧になってしまうこともありますが、これ以上季節が壊されることなく日本の四季を享受したいと願うばかりです。



