
私がデリヘルを経営して数年が経った頃、今でも心に残る素晴らしいお客様との出会いがありました。
その方との交流は、私に「お客様とお店の関係の理想形」を教えてくれるものだったのです。
「いつもお世話になっています。今日は少しお願いがありまして…」と
そのお客様は長年の常連さんで、お電話である提案を頂きました!
「どんなお願いですか?」と尋ねると、彼は少し恥ずかしそうにこう続けました。
「先日対応してくれた女の子がとても頑張ってくれたので、何かお礼をしたいんです。
ただ、個人的な贈り物は気が引けるので、ぜひお店として何かできることを教えてください。」
その気持ちに感激した私は、「それなら、彼女が喜びそうなことを一緒に考えてみましょう」と提案。
結果、彼が決めたのは、女の子への海外旅行でした!
その女の子は海外で遊ぶお金と海外旅行のチケットをもらっていました!
その後もそのお客様は定期的に利用してくださり、女の子たちを優しく励ましてくれる存在になりました。
新人の女の子がいると「緊張しなくていいですよ。こちらこそよろしくお願いします」と
言葉をかけてくれるので、誰もが安心して接客に臨めるのです。
その方との出会いを通じて、私はお客様とお店がただの「利用と提供」の関係を超えて、信頼でつながることの大切さを学びました。
風俗業界というと何かと偏見を持たれがちですが、
こうした心温まる交流があるからこそ、私はこの仕事を誇りに思えます。
これからも、彼のような良いお客様に恥じないお店づくりを続けていきたいと心から思っています。