今月ラストブログです
「自分らしく生きたい」ってよく聞くし自分もたまに思うんですけど
最近、そもそも「自分らしさ」って他人がいて初めて成立するもんじゃないかなって感じてます
例えば、誰にも会わない1日ってありますよね
SNSも開かず、誰とも話さず、共有しない1日というか
その中で「自分らしさ」ってなんだろうと考え始めると
急に全てがボヤケてくるんですよ
服の好み、話し方、好きな映画も
誰かの視線を通さないと、それを選ぶ理由が消えていく感覚があるんですよ
つまり「自分らしさ」って
他人に見せる前提で構成されてる部分が思ったよりも多いんですよ
この服を着ると褒められる
この話をするとウケる
このテンションなら浮かない
⇧これ全部他人の目のフィルターを通した話なんですよ
だからこそ人と会わない時間が長くなると
「本当の自分」がどんどん薄まっていく気がします
別に嫌な訳ではないですが、少し不安になりますよね
多分、「自分らしくいたい」って言葉の裏側には
「誰かにちゃんと理解されたい」って気持ちがあるんだと思います
それがなくなった瞬間
人は「自分らしさ」すら持て余すのかもしれません
なので最近は「自分らしさ」ってより
「この人の前では、こう在りたい」っていう感覚のほうが人間には合ってるのかなと思います
本当の自分ってもしかしたら
誰かとの関係性の中でしか存在できないものなんじゃないかなって
1人でいると「本当の自分」に戻れるなんて言いますが
それは「誰かといた時の自分」がいたから成り立つものですよね
どっちが「本物」なのかは多分誰にもわかりませんが...................................End
