お店のつぶやき
2025/08/28 21:49
平成の懐かしい話だけを集めました
通信と端末：ポケベル→ガラケー→着うた
平成の前半には、学生や社会人のあいだでポケベルが広く使われました。数字だけで短いメッセージを伝える文化があり、 「0840（おはよう）」「14106（愛してる）」といった語呂合わせが実在しました。
携帯電話が普及すると折りたたみ型（いわゆるガラケー）が主流になり、多くの人が着メロや着うた（のちに着うたフル）を設定。 iモードやEZweb、J-SKYといった携帯インターネットでは、パケット通信料に注意する必要があり、「パケ死」という俗語も使われました。
メールはデコメ（絵文字や装飾を含む表現）が流行。赤外線通信で連絡先を交換する光景も珍しくありませんでした。
携帯電話が普及すると折りたたみ型（いわゆるガラケー）が主流になり、多くの人が着メロや着うた（のちに着うたフル）を設定。 iモードやEZweb、J-SKYといった携帯インターネットでは、パケット通信料に注意する必要があり、「パケ死」という俗語も使われました。
メールはデコメ（絵文字や装飾を含む表現）が流行。赤外線通信で連絡先を交換する光景も珍しくありませんでした。
家庭のネット事情：ダイヤルアップと“夜の節約”
家庭用インターネットの初期はダイヤルアップ接続が一般的で、接続時に独特の音が鳴りました。 回線と通話が共用のため、家族に「電話が通じない」と言われることも。
常時接続・ブロードバンドが普及するまでは、夜間や決まった時間帯に使うなどの“節約ルール”があった家庭もあります。
ブログや掲示板、のちのSNS（例：mixi）では“足あと機能”があり、誰が来たかを確認する使い方が広まりました。
常時接続・ブロードバンドが普及するまでは、夜間や決まった時間帯に使うなどの“節約ルール”があった家庭もあります。
ブログや掲示板、のちのSNS（例：mixi）では“足あと機能”があり、誰が来たかを確認する使い方が広まりました。
音楽の楽しみ方：MD・レンタルCD・歌番組
持ち運び用としてMD（ミニディスク）やCDプレーヤーが広く使われました。レンタルCD店で借りた曲を自分のMDに録音し、 ジャケットの曲順を手書きで整えるのはよくある手順でした。
テレビの歌番組やランキングの影響力は大きく、録画予約をして翌日に学校や職場で話題を共有する習慣がありました。 後年はサブスクや配信が一般化し、視聴スタイルが変化していきます。
テレビの歌番組やランキングの影響力は大きく、録画予約をして翌日に学校や職場で話題を共有する習慣がありました。 後年はサブスクや配信が一般化し、視聴スタイルが変化していきます。
放課後の過ごし方：プリクラ・ゲームセンター・駄菓子
プリクラ機は進化を重ね、写りやフレームの種類が増えていきました。ゲームセンターでは音楽ゲームや格闘ゲームが人気。 駄菓子屋のくじ引きや当たり付きお菓子は、子どもたちのささやかな楽しみでした。
こうした店舗の種類や盛り上がり方は地域によって差があります。
こうした店舗の種類や盛り上がり方は地域によって差があります。
写真の残し方：フィルム・“写ルンです”・写メ
平成の初期から中期にかけてはフィルムカメラやレンズ付きフィルム（一般名として“写ルンです”の呼称が広く知られました）が日常的に使われました。 のちに携帯電話で撮影しメールで送る「写メ」という言葉が広まります。
デジタルカメラが普及すると、印刷よりもデータ保存・共有の比重が高まっていきました。
デジタルカメラが普及すると、印刷よりもデータ保存・共有の比重が高まっていきました。
学校生活と紙メディア：雑誌・攻略本・付録
情報源として紙の雑誌や攻略本の役割は大きく、発売日にあわせて購入する人も少なくありませんでした。 付録が話題を呼ぶこともあり、クリアファイルや小物は実用品として活用されました。
学校では連絡網やプリント配布が中心で、家庭への連絡手段としてFAXを利用していた時期もあります。
学校では連絡網やプリント配布が中心で、家庭への連絡手段としてFAXを利用していた時期もあります。
言葉とマナー：携帯マナー・掲示板文化・ネットスラング
電車内での携帯マナー周知が進み、通話を控える掲示が広く見られました。掲示板やチャットでは独自の言い回しや顔文字が共有され、 同時に匿名性とモラルに関する議論も増えていきます。
「メールはすぐ返すべきか」「既読感の見え方」などの感覚は、SNSの機能変化とともに時代に合わせて変わりました。
「メールはすぐ返すべきか」「既読感の見え方」などの感覚は、SNSの機能変化とともに時代に合わせて変わりました。
小さな不便が残っていたからこそ、手触りのある楽しみ方が多かったのが平成
着信音を選び、通信量を気にし、レンタル店に通い、プリント写真を分け合う—— いま振り返ると手間は多めでしたが、そのぶん準備や待ち時間にも楽しさがありました。 ここに挙げたのは当時よく見聞きした一例で、体験には幅があります。 共通しているのは、便利さへ向かう途中の時代ならではの“段階的なワクワク感”が確かにあった、ということです。
