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2025/09/22 00:00
第三回 焼肉食べ放題なのに食べたら嫁にひかれた話
どうも、“食べ放題”という言葉に条件反射でヨダレが出る男です。
先日、夫婦で焼肉食べ放題に行きました。
ジュージューと焼ける音、立ち込める煙――あれは俺にとってまさにファンファーレ。
最初は二人で仲良くタン塩を焼いて、「やっぱり焼肉って最高だね」なんて笑い合ってました。
けれど俺が網いっぱいに肉を並べ、焼き上がったものを一気に口へかき込む姿を見て、嫁の笑顔は徐々に消えていきました。
三皿目でカルビを山盛りに盛ったとき、嫁がつぶやきました。
「…まだいくの？」
俺にとっては至福の瞬間。
でも嫁の声は、レモンサワーよりも苦くて、網の上の煙よりも重かった。
さらにホルモンに手を伸ばしたとき、決定的な一言が飛んできました。
「……そんなに食べて楽しいの？」
その瞬間、肉の脂が心にまでじわりと染みていくようで。
胃袋は満たされているのに、心は空っぽ。
焼肉食べ放題は俺の夢だけど、嫁にとっては悪夢だったのかもしれません。
帰り道、嫁は無言。
俺は満腹すぎてベルトを緩めながら、心のどこかで小さく反省しました。
次は――サンチュを多めに取ろう。そう誓った夜でした。
次回予告：「焼肉で白飯大盛3杯目、嫁がスマホいじり始めた件」🍚
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