
この言説、よく聞くし
風俗業界人の僕としても是非支持したい
ただ風俗業に関わってきた者として
あえて一歩引いて冷静に見たとき
この主張は無理があるかなーって思います
■確かに貢献している面はある
風俗という存在が
欲求の合法的なはけ口であることは間違いない
男は性欲をどこかで発散しないと
苦しむ困った生き物
風俗を利用することで
精神的な安定を得る男性も多いと思います
また女性と会話したり
肌に触れること自体が
ストレスの緩和になっているケースもある
それが性犯罪を減らす要因になっている
これは間違いない
■あくまで相関関係
風俗がある地域は性犯罪が少ない
って言われると、「風俗のおかげだ!」
って思いたくなるけど、
それって因果関係(causation)じゃなくて
相関関係(correlation)止まりなんです
相関関係の例だと有名な話で
アイスの売上が増えると、水難事故も増える
→実際には夏っていう共通の要因があるだけ
風俗での話も同じ
風俗店が多い地域で性犯罪が少ない
→それは「人口が多い」「治安がいい」
「通報意識が高い」「警察の介入が早い」
など他の要因も絡んでる可能性がある
だから「風俗がある→性犯罪が減る」
とは一概に言えない
逆に「風俗が無い→性犯罪が増える」
っていうデータも明確には存在してない
むしろ、性犯罪の発生率って
社会の教育水準、経済状況、家族環境
地域文化、法整備などとも深く絡んでる
■業界を守りたい気持ちはあるけど
風俗が性犯罪の抑止にはなっているとは思う
でも性犯罪を防ぐ神聖な業界ではない
大切なのは、一見プラスに見える主張でも
冷静に因果と相関を区別すること
業界を守るには、誤解を助長しない
誠実さも必要です
■大切なのは多角的に見ること
人ってどうしても、自分の立場や感情に
都合のいい情報だけを信じたくなる生き物
こういう話は極端になってはいけない
業界側の視点、データ科学の視点
倫理観の視点、加害者、被害者の視点
どの視点も極端に偏るとバランスを失う
どの立場の言い分にも耳を傾けて
自分なりに考えることが大事です
ではまた次回
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