

【Q&A】生理中ってダイエットして良いの?ありがちな不安・疑問に全部お答え!
「生理のときにダイエットしても大丈夫なの?」
「生理中にダイエットしても意味ないってホント?」
というわけで、今回は生理中のダイエットについてQ&A方式でまとめてみました。
「いちばん痩せやすいのは生理前?生理後?」などの疑問にもお答えしているので、要チェックです!
✅「生理中ダイエットは健康に良くない」ってホント?
✅「生理中は痩せにくい」といわれる理由は?
✅ダイエットに最適なタイミングは生理中?生理後?
✅生理中にダイエットをする注意点
目次
Q.生理中のダイエットは健康に悪い?
「生理中のダイエットは健康に悪いからやめるべき」なんて聞くこともありますが、そんなことはないです。
普段からカロリー制限などを頑張っている方は、生理中も続けてOKです。
でも、無理は禁物ですよ!
そもそも生理中は、万全の状態じゃないですよね?
特有の腹痛に悩まされたり、頭痛や吐き気がしたりすることもあるし、人によっては、学校や仕事に行けないほど症状が重いこともありますよね……。
実際、いつもなら何てことないカロリー制限や運動が、貧血などの体調不良につながってしまうことも……。
ちなみにカロリー制限は、普段は「摂取カロリー<消費カロリー」を基本にすべきですが、生理中は「消費カロリーを超えないようにする」という感じで、緩やかに修正しましょう。
女性の平均的な消費カロリーは1日あたり2,000kcalくらいなので(年齢・体重によって変化)、このへんを参考にしてみてください。
生理に関係なく、ダイエットは健康的に進めましょう!
- 過度な食事制限
- 激しすぎる運動
これらは生理中のダイエットにおける厳禁事項なんですが……というか、そもそも「過度な食事制限」や「激しすぎる運動」は、生理期間じゃなくても控えるべきですね。
特に注意したいのは、「過度な食事制限」です。
「少しでも早く痩せたい」と極端に食べる量を減らしてしまう人もたまにいますが、無理な食事制限は栄養失調などのリスクがあります。
健康のためにダイエットするはずなのに、不健康MAXになっちゃうんですよね……。
そんなわけで、生理であろうとなかろうと、健康的にダイエットを頑張ることを基本にしましょうね!
Q.生理中はダイエットしても意味ないって言われるけど、なぜ?
「生理中のダイエットは意味がない!むしろ太るよ」
そんなことを言われたりすることもありますが……まあ、ある意味では正しいというか、間違いではありません。
正確にいうと、生理中は普段に比べて太って見えやすいんですよね。
というのも、生理中の女性はむくみやすいからなんです。
生理が終われば取れてしまうむくみので、よけいに「生理中は太る」と思われがち……。
つまり、「生理中のダイエットは意味ない=見た目的にむくみのせいで成果が出にくい」というだけの話なんですね!
生理中のむくみの原因とは?
「顔や体がむくむ」というと、
- お酒の飲みすぎ
- 塩分の摂りすぎ
- ずーっと同じ姿勢で座っていたせい
そのような理由を思い浮かべてしまいがちですが、生理中のむくみの理由は別にあります。
それは、主に生理前に体内で分泌されるプロゲステロンという女性ホルモンです。
そもそも生理とは、「体が妊娠の準備をする→妊娠しなかったので元の状態に戻す」という現象ですが、プロゲステロンは妊娠の準備を進めるためのホルモンなんですね。
役割はいろいろあるんですが、そのひとつが、妊娠に適した体をつくるために水分・脂肪をためこむように促すことなんです……。
そのため、顔や体がむくんでしまうんですね。
ちなみにこの時期、腸の動きもゆっくりになるので、便秘にもなりやすいというのもポイント。
便秘によってお通じが悪くなるとお腹がポッコリなって、よけいに太って見えてしまうんですよね……。
Q.ダイエットに最適なのは生理前?生理中?生理後?
これは、生理後です!
より具体的にいうと、「生理の後半から排卵期(※)にかけて」ですね。
(※生理開始から約2週間後)
この時期は、
- ホルモンバランスが変化してプロゲステロンが減り、エストロゲンが増える
- 基礎代謝が上がって消費カロリーが増える
といわれています。
水分や脂肪をためこもうとするプロゲステロンに対して、エストロゲンには脂肪を分解する働きがあります。
つまり、脂肪の分解が促進されるので痩せやすいというわけですね!
生理中から健康にダイエットを続けましょう!
生理後がいちばん痩せやすいタイミングではあるんですが、いきなりその時期だけダイエットを始めるよりは、その前から継続的に続けるのが良いですね!
生理中は心身ともに調子を崩しやすいのでキツいダイエットはしなくてOKですが、
- ドカ食いをしない
- 糖質の高い食事やカロリーの高い食事を控える
- 可能であれば軽く運動をする
このへんを心がけておくことをおすすめします!
Q.生理中のダイエットで注意しないといけないポイントは?
いちばん大事なのは、無理をしないことですね!
たとえば運動を取り入れる場合は、
- ウォーキング
- ヨガ
- ストレッチ
といった体に負担をかけ過ぎないメニューがおすすめです。
ヨガなどは気持ちをリフレッシュさせてくれるのでストレス解消にもぴったりですし、ゆっくり体を伸ばしてあげることでむくみの解消にも効果があるんですよ!
Q.生理中にチートデイを設定してもOK?
カロリー制限中、1~2週間に1回「カロリーを気にせず食べる日」を設定することを「チートデイ」といいますが(要するにダイエットを忘れていっぱい食べて良い日ですね!)、生理中に設定するのはOKです。
チートデイは、特にダイエットが停滞期に入ったときに行うのが効果的なんですが、生理中にかぶったときでも問題なく取り入れて大丈夫です。
1.ダイエットを始めて体重が減ると、ホメオスタシス(体を一定に保つ機能)が働く
2.ホメオスタシスが「体重が減った……飢餓状態だ!!」と判断して体重減少を抑える
3.チートデイにたくさん食べて「ちゃんと食べてるよ!」と体にアピールする
4.ホメオスタシスが解除されて再び痩せやすくなる
チートデイは生理前に設定するのがおすすめ!
生理まっただ中にチートデイを設定するよりは、生理前に設定するのがおすすめですね!
生理前には女性のホルモンバランスが大きく変化し、食欲を増進させるプロゲステロンというホルモンが大量に分泌されます。
要するに、「生理前=普段よりもお腹が空きやすい時期」なんですね!
また、生理前に増えるプロゲステロンは、セロトニン(幸せホルモン)の分泌を抑える働きがあり、「幸福感を得にくい」「やたらイライラする」というメンタルにしちゃうんですよね……。
つまり、「生理前=普段よりもストレスが溜まりやすい時期」なんですよ!
- 普段よりも食欲が高まる
- ストレスが蓄積している
というわけで、チートデイを設定するにはピッタリの時期といえるんです。
たくさん食べて食欲を満たし、ストレスも解消できるわけですから、一石二鳥なんですよ!
Q.生理中に太っちゃった……何とかしたいです!
生理中は、体重が増えやすいというより、むくみやすいせいで太って見えることが多いんですよね。
まあ、それは別に変なことじゃなくて、生理中のホルモンバランスが正常である証拠といえます。
(生理前~生理中に増加するプロゲステロンが水分・脂肪をためこむため)
でも、そうはいっても、やっぱりパンパンにむくんでしまうのは何とかしたいところ……。
そこで心がけたいのは、
- 血流を改善する
- 塩分の摂りすぎを控える
といった点ですね。
塩分の摂りすぎを控えるのは、塩からいものを食べ過ぎないようにすればOK!
また、血流を改善するには次のようなことを試してみてください。
- お風呂にゆっくりつかる(シャワーですませず、湯船にお湯を張る)
-
ウォーキングやストレッチをしてコリをほぐす
その他、顔のむくみをとるには「蒸しタオルで温める⇔冷水で冷やす」を何回か繰り返すのがおすすめ!
【顔を温める】→血管がゆるむ
【顔を冷やす】→血管が締まる
すると、血管が活性化して血流が良くなるんですよ!
まとめ
では、今回の記事をまとめていきますね!
✅生理中にダイエットをしてもOK!
✅生理中はむくみやすいので、成果が見えにくい
✅生理中の運動は無理のない範囲で行うことが大事
✅ダイエットに最適なのはプロゲステロンが減る生理後!
✅チートデイは生理前に設定するのがおすすめ!
いちばん大事なポイントは、「生理中にダイエットしても良いけど無理はダメよ!!」ということです。
過度な食事制限や運動は体調不良の原因になりますし、特に生理痛が重い人などは安静にしておくのが第一なので、無理せずゆっくり過ごしてくださいね!