哲学者の河野です。
年中五月病のため
月の変わり目に気が付けませんでした。
もっぱら電子書籍派のわたくしですが
仕事帰りに本屋へ立ち寄る機会が増え
衝動に駆られて紙の本を購入する
頻度が増しております。
というわけで先日
金の蝶を模った栞を購入しました。
利便性など度外視で手に取ったため
形が異質で書籍に馴染まず
小さいのですぐに失くしそうです。
余談はさておき
今回は偉人の名言に
フォーカスをあてて
「心のコントロール」
をテーマに
文章を綴らせていただきます。
現代社会では
仕事のプレッシャー
人間関係の悩み
将来への不安
などなど…
我々の心を揺さぶる出来事が
次々と起こります。
約2000年前に生きた
哲学者のエピクテトスは
以下の言葉を残しました。
「人を悩ませるのは出来事そのものではなく
それに対する考え方である。」
一見するとシンプルな言葉ですが
この一文には心を穏やかに保つための
重要な知恵が込められています。
我々は「出来事」に
苦しんでいるのではありません。
例えば
他人から厳しい指摘を受けたとします。
その際
「自分はダメな人間だ」
「評価が下がった」
「嫌われているに違いない」
と考えてしまえば
大きなストレスを感じることでしょう。
一方で
「改善点を教えてもらえた」
「成長のチャンスかも知れない」
「期待されているから指摘されたのだろう」
と捉えることができれば
受けるダメージは大きく変わります。
出来事そのものは同じです。
違うことは
その出来事に与えた意味
です。
エピクテトスは
人間の苦しみの多くが現実ではなく
「解釈」
から生まれることを見抜いていました。
コントロールできることと
コントロールできないこと
彼の哲学の中心には
「自分でコントロールできることに集中する」
という考えがあります。
わたくしもしばしば
他人の評価
他人の言動
過去の出来事
未来の結果
について悩みます。
しかし
これらは自分の力だけでは変えられません。
一方で
自分の考え方
自分の行動
自分の努力
自分の態度
は選ぶことができます。
悩みが深くなるとき
多くの場合は
「変えられないもの」
を何とかしようとしているときです。
心を軽くする第一歩は
「これは自分で変えられることだろうか?」
と問いかけることなのかも知れません。
現代は他人と比較しやすい時代です。
SNSを開けば
成功している人
幸せそうな人
豊かな生活を送る人
が目に入ります。
すると
「自分はまだまだだ」
「もっと頑張らなければ」
と焦りを感じることがあります。
しかし
他人の人生を
コントロールすることはできません。
比較に意識を向けるほど
心は消耗していきます。
エピクテトスならこう語るでしょう。
「他人ではなく自分自身の成長に目を向けなさい」
昨日の自分より少し前進できたか?
その視点を持つだけで
心の平穏は取り戻しやすくなります。
感情が大きく揺れたときは
以下の3つを
自分に問いかけてみてください。
1. 今起きている事実は何か?
想像や思い込みではなく
事実だけを書き出します。
2. 自分はどんな解釈をしているか?
不安や怒りの背景にある考え方を確認します。
3. 自分でコントロールできることは何か?
今できる行動に意識を向けます。
この習慣は
感情に飲み込まれそうなときに
冷静さを取り戻す助けとなります。
哲学者の名言は
単なるポジティブ思考を勧める
言葉ではありません。
現実から目を背けるのではなく
「自分の受け止め方を選ぶ自由がある」
という人生の真理を教えてくれています。
人生には避けられない困難があります。
しかし
その困難にどう向き合うかは自分で選べます。
出来事に振り回される人生ではなく
自分の心の持ち方を磨く人生へ。
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