段々暑くなりましたが、年齢がいくと冷房をつけると調子が悪い、扇風機が丁度良いなんていう人も多いのではないでしょうか。扇風機を見ると1/fというのが書いてあるものが多いと思いますが、1/fってなんのことか知らない人も多いと思います。音楽で人がリラックスする音楽、曲名は色々ありますが共通点があります。音は周波数が高いほど高音、低いほど低音です。ちなみにクラシックコンサートで最初チューニングするのは「ラ」の音。音楽ではドイツ音名を使うのが一般的でよく私達が口にする「ドレミファ」はイタリア音名、ドイツ音名は「アー、ベー、ツェー」となります。ちなみに日本音名は「いろはにほへと」です。そしてイタリア音名で「ラ」の音はドイツ音名で「アー」です。ヴァイオリンの4本ある弦のうち右から2番目の弦をなにも押さえずに弾くと「アー」の音が出ますのでコンサートマスターはこの音を弾いてみんなそれを基準に和音の感覚で他の弦もチューニングします。まあ実際にはステージ出る前にチューナーで合わしているので半分ステージではフリなんですが(笑)。この「アー」はオーケストラは442Hzです。ピアノは普段「アー」を440Hzで調整しているのでオーケストラと演奏するときは2Hz高く調整する必要があります。まあそんな話は置いておいて、リラックスする音楽の共通項は「周波数が高い音ほど音量は小さくなる」というものです。つまり高い音は音量が小さく、低い音は音量が大きい。その関係を周波数を横、音量すなわちパワーを縦にしてグラフを書くとキレイな右下がりな直線、すなわち反比例のグラフになるので周波数をfとして反比例のグラフだから1/fとなります。余談ですが、眠くなる音楽というのは直線ではなくもっと放物線を描いて周波数が高くなるとグ~ンと音量が小さくなり1/f2乗のになります(2乗が表記できなくてすいません)。それを扇風機の風にも当てはめたのが1/fゆらぎというやつです。すなわち、速い風は弱くゆっくりな風は強く、この法則でランダムに風を変えるというものです。
ただ、音楽をそのまま扇風機にあてはめるのは無理があるんじゃないか、と思います(笑)。音がそうだからって扇風機に応用して、リラックスできる風となるかといったら関係ない気がします。それでも「ああ、なんか落ち着く」とか「高原の風も1/fだった」なんていうのを信じてみんな買うわけです。暑い時に扇風機の風に当たればどんな風でもリラックスするんじゃないかと思ってしまいます。



