
これがどのように作用するかというと1つはウワサの発生源です。多人数の女性が集まると脚本家みたいな女性も出てきます。まずこの女性が脚本を仕上げます。そして演出家みたいな女性も出てきて「こう変えた方が本当っぽい」「こんな内容の方が叩きがいがある」みたいな感じで脚本家が仕上げた脚本を脚色していきます。そして面白いウワサ話が出来ると宣伝マンみたいな女性が宣伝して回るのです。まあ、以前はよくありました。そしてもう1つが客入りの予想を勝手にしだすのです。「この日はお客様来ないよ」みたいな感じです。そうするとその日の出勤率が下がります。すると当然お客様は来ません。まあ、真面目にその時に出勤していた女性は稼げることが多いのですが「稼げた」とバレると攻撃されるのでその女性も「ヒマだったよ」なんて言葉を濁します。これが「魔のネットワーク」の威力です。ウワサ話なんてどうでも良いのですが、出勤率に作用すると店としてもダメージです。
よく「お客様が来るなら出勤しよう」とか「予約が入ってないから休もう」なんて女性がいますが間違っています。「お客様が来ても来なくても、店が盛り上がっていようと盛り下がっていようと行くんだ」と出勤してくるとお客様が来るし、店が盛り上がっていくのです。その妙なる感覚が分からないから「お客様が来るかどうか分からないから行かない」となるのでしょう。よく分からないながらも飛び込んでいく人間は何をしても上手くいきます。他の人の動向見てついていくような人間は結局美味しいところをもっていかれます。戦争中に戦闘機乗りだった人に聞いたことがあるのですが先頭きって突っ込んでいく1番機は生還率が高く、高射砲の照準が合うのがたいてい2番機以降なのでその後の戦闘機が撃ち落されるそうです。
なんでこんなことを書くのかというと、問い合わせをしてきた女性が「ハナミズキに私が入店したら稼げますか?他の人も行こうか迷っている人もいて・・・その人たちが稼げるのを確認したらいこうかなと思って」と言ってきたからです。まさに「魔のネットワーク」にやられている典型的なパターンの人だなと思い、このように説明したのですが、1人そのような女性がいるということは他にもいるだろう、ということでこの話を書くことにしたのです。思い当たる人は「ああそういうことか」と見破って下さい。見破って、そんなものだと分かれば惑わされることもなくなりますから。


