
日本は農耕民族です。それに対して欧米は狩猟民族です。狩猟では誰が何に何をするべきなのかをキッチリ伝えないと命取りになります。ですから英語は5文型がしっかりしていて主語、述語、目的語がハッキリしています。それに対して農耕では誰が何をすべきなのかをハッキリしなくても命取りにならないどころか、あいまいにすることでメリットが出てきます。「ああ、そっちやっといて」と言ったらあわよくば自分の仕事の分までやってくれるかもしれません。もし「それはお前の仕事だろ」と言われたら「そこまで言ってないですよ~」と丸くおさめることもできます。主語を省略することで誰に言ったかもあいまいにできますのでエライ人が「誰に向かって~」と言っても「あなたに言ったんじゃないですよ~」と逃げれます。このように円滑な人間関係を築のに色々なものを省略してあいまいに伝える言語として日本語が発達してきました。そんなあいまいさを重要視する文化が日本です。
私もそのような考えですので世の中白黒はっきりさせない方がよいことの方が多いと思ってますし、あえて見逃した方がよい悪事もあると思います。あいまいに言った方が円滑に進むことも多いと思っています。ですから、「はっきり言って下さい」とかよく言う女性がいますがあえて「はっきり言わない」のです。「はっきり言って下さい」という人は相手にはっきり言わさないと納得できないことを恥と思うべきです。今、ハナミズキで働いている女性でこのような帰国子女みたいな発想をする女性はいませんが、かつてはいました。その度にお客様に対してもそうゆう姿勢なんだろうな。だから指名が返ってこないのだろうな。と思っていました。ですからあいまいなことはいけないことなんだと考えている女性は少なくとも客商売をするうえでは改めた方が良いでしょう。


