
例えば1日平均10人出勤するとしましょう。10人がちゃんと待機できるだけのスペースを確保されていないとダメだと思うのは間違いです。大体10人いると2人の落ちこぼれと2人の優れものがいてどれにも当てはまらない6人がいるという構成になります。落ちこぼれの2人はどうあがいても最初から最後まで待機しているでしょう。そして優れもの2人が戻ってきた時に一息つけるようにするための2人相当のスペース。つまり4人が待機できるスペースがあれば良いのです。そうすると6人はなるべく待機に戻らないで済むように予約を取ります。また優れもの2人も残りの女性達のために待機に戻ることがないようにするでしょう。そしてずっと待機している落ちこぼれ2人はみんなのサンドバックとしてガス抜きのために重要な役割をします。またその2人の落ちこぼれのおかげで6人の人は自分が普通だと安心することができます。これが理想の状態です。
仕事で気を遣うのだから待機は気を遣うことないようにしよう、というのは私は間違っていると思っています。気は遣うとなくなるものではなく遣えば遣うほど研ぎ澄まされていくものです。仕事以外の時も常に気を遣っているからお客様に気を遣うことができます。そんなことを言うと「気が休まる時がない」なんて言う人もいるかもしれませんが、気を休めるなんてことは人気が出て充分稼げるようになった人間が考えるべきことです。そうじゃない人は休むことなんか考えるべきじゃありません。その意味でも快適過ぎない待機は良いのです。
広々としたスペースだと同じレベルの人同士が集まります。しかしハナミズキのように狭い待機スペースを集団で使う環境だと色々なレベルの女性が同じ空間にいることになります。これはどこの店でも地雷だった女性にとっては脱却できるまたとないチャンスです。本来なら口をきいてもいけないようなレベルの女性と礼節さえ尽くせば触れ合えるのです。そこで自分よりもはるかにレベルの高い女性から学べるだけ学んだらよいのです。それができる環境だからこそ地雷から脱却している人もハナミズキでは存在しているのです。ハナミズキの不自由で快適過ぎない待機環境、これが私が推す店の待遇です。


