
人間の脳は見たこと聞いたことのほとんどは忘れるように出来ています。そうではないと日常生活に支障をきたしますから。まあ、忘れるといっても消去されているわけではなく普段使わないものを入れておく引き出しに収納される感じです。これをいつも使うものを入れておく引き出しに入れることが出来れば記憶出来たということになります。ではどっちの引き出しに入れるかを決めるのはインパクトと反復なんです。だから語呂合わせでの記憶は忘れにくいのです。私は大学受験の時にターゲット1900を全て語呂に直して覚えました。そんなヒマあったら何度も反復した方が早かったかもしれませんが、時間が経ってからの記憶の呼び起こしは語呂合わせは非常に有効です。語呂合わせの基本的なテクニックですが2文字か1文字づつ切ってつなげます。例えば私の名前でやってみましょうか。私の名前は有名なので皆さま知っているかもしれませんが(笑)「みやがはら のぶゆき」なので私なら「みや」「が」「はら」「の」「ぶ」「ゆき」で分けます別に分け方は1文字か2文字なら自由ですよ。そうすると「宮様が原っぱで野グソをぶりまけてゆきやがった」なんて想像するだけでキレイな光景を思い浮かべられる文章が出来ます(笑)。こうやって覚えるのが基本です。場数を踏めば語呂もスラスラ出てきます。名前覚えるのが楽しくなります。こうやって名前覚えるのが苦手な人はやってみて下さい。
ちなみに普段使わないものを入れておく引き出しに入っている記憶は見ることはないかというとそんなことはありません。生命の危機に瀕した時、具体的には脳内の酸素濃度が一定の基準以下になった時と高所からの落下中など本能で命の危機を察知している時に脳がエマージェンシーモードに入りこの普段使っていない記憶を検索して同じ状況から危機を脱したことがないかを探ります。いわゆる走馬灯です。この検索速度は著しく早く5~6秒で80年位いけます。そして検索の結果「打つ手なし」と判断されると大量の脳内麻薬を分泌して苦痛を和らげます。脳ってすごいでしょう。


