
ところで、中元とか歳暮、あるいはバレンタイン、クリスマス、誕生日などプレゼントを贈るような機会が日本にはたくさんあります。これは日本人の精神構造がそれにあっているからです。日本人の精神構造のバックボーンは神道です。神道では「顕斎」と「幽斎」という考えがあります。「顕斎」というのは形をとにかく大事にするということです。「幽斎」というのは心がこもっていることが大事ということです。その両方が大事ということです。つまり本当に有難いと思っていたら、ありがとうという言葉に出て来るし、ありがとうという行動に出てきます。そして感謝を表すために海の幸、山の幸を神前に捧げるのです。これを「顕幽一致」といいます。
お客様に対しても一緒です。来てくれてありがたいと思ったらお客様がガッカリしないようにメークやファッションを工夫するし、脱いだ裸を見て幻滅しないようにプロポーションを良くするように生活習慣を律します。そして中元、歳暮、バレンタインやクリスマス、はたまた誕生日なんかはプレゼントを感謝のしるしとして贈ります。それが当たり前のことなのですが、この当たり前のことが当たり前に出来ない女性が多いです。だから出来ると人気が出るのです。私は何度も言っていますが、自分とお客様に金をかけれないと稼げません。かける金は大きすぎると「こんなにしてやったのに」と執着が出てお客様が重たく感じるし、少ないと馬鹿にされたように感じてしまいます。懐がちょっと痛いなと思うぐらいがちょうどよい具合です。本気で稼ぎたい人は、これは必要経費だと思ってケチらないようにしましょう。


