
世界中で主食と言われているものは大体パン、トウモロコシ、イモ、バナナ、そして米です。パンは小麦粉を様々な材料と共に加工しています。イモも様々な味付けで煮込むなり蒸すなり焼くなりします。バナナを主食にしている国は日本で売っている甘いバナナではなく青いイモみたいなバナナを葉っぱで様々な調味料や具材と共に包んで蒸し焼きにして食べます。ですから穀物それ自体で主食になれるのは米だけです。毎日でも飽きずに食べられる奇跡の食物が米でしょう。ただご飯のような主食は副食があって初めて生きるものです。「ご飯、何杯でもいける」なんて言うのは引き立てるものがあるからです。
刑務所の獄中記、面白いからよく見るのですがその中でなるほどな~っと思ったものがあります。要は味が薄くて辛いよ、みたいな話なんですが、こんなことが書いてありました。「結局、日本食っていうのはご飯を塩っ辛いものでかきこむ文化なんだよ」と。なるほどな~っと思いました。ご飯のお供って言われるもの、たくさんありますが結局は塩辛いものなんです。それがあるとご飯がススム。よく考えたらそうですよね。そこに塩気とうまみがあれば最強。うま味はアミノ酸ですからアミノ酸と塩気が豊富な塩昆布や梅干しがご飯と合うのは当然です。そんなことを考えていたら無性に神宗の塩昆布が食べたくなってきました。誰かお中元で送ってくれないかな~(笑)。


